「人脈」って言葉が嫌いになったよ

みなさん「人脈」ってことば、普段の生活で意識してます??

私はまったくしていませんでした。私の生きてきた世界で「人脈」ってたぶんなかったです。周りのみんなは友達か仲間か知り合いか、そんな括りでしかなかった。

でもね、先日「人脈」を意識するような出会いがありましたので、今日はその話をしたいなと思います。


よし、就活やってみるかぁ。って感じでTwitterアカウントを開設、情報収集をしていく中でフォロワーも着々と増えてきた頃、礼儀正しくDMで挨拶をしてくれた同期22卒のAさんから「会って情報交換をしてみませんか?」というお誘いが。SNS上のみでの関わりの人とあったことがない私は迷った末、会ってみることにしました。行動力が大切ってツイートに影響された。私は非常に影響されやすいのである。

ところで、「22卒」ってなんて読むんですかね?就活では卒業年度で分けてそう呼ぶらしいのですが、、にーにそつ??にじゅうにそつ??どっちだろ。。。

まぁその話は置いといて。

早朝、とあるカフェでAさんと待ち合わせをし、軽い自己紹介から自己分析、他己分析を一緒にやってお互い将来をどのように考えているのかなどを雑談交じりに話し合いました。同い年の人の先を見据えた考え方に感服して、自分も頑張ってみようかなと感じられたし、就活を始めたばかりの私にはだれかと協力して作業することに新しい発見や面白さを感じ、来てよかったなぁって感じでした。


そしてその一週間後、IT系に興味があるかもしれないという私の話から、Aさんの紹介でシステムエンジニアに詳しく、投資や起業に成功しているというBさんに会うことに。

事前に言っておくと、このBさんが今回の記事を書くに至った元凶である。


Aさんは事あるたびに「人脈は広げといたほうがいいよ!」と言っていました。私もコネとかできそうだしいいのかも!と肯定的にとらえていました。Aさんは持ち前の行動力から、SNSやバーなどで年齢問わず、様々な「意識高い系」(決して差別・区別的な言い方ではなく事実として)の方々とつながりがあるのだそう。そのうちの一人がBさんだ。

またもや早朝のとあるカフェで待ち合わせ。(意識高い人は朝カフェって決まりでもあるのかな??アサキツイ、、、、)自己紹介を済ませたとき、話には聞いていたけどやべぇ。。ってなりました。っていうか大学生で自分の名刺って普通持ってないですよね。サラッと「代表取締役」って書いてあるし。。。

とにかくBさんは大学生にしていろんなビジネスをしているすごい人でした。そのBさんは自身が手がけるビジネスについての説明をひたすら聞いていました。そこで「ん?」って感じることが多々あったんです。

借金を500万円ほど作った話に始まり、オンラインサロン、プログラミングスクール、事業投資、、、 本当にBさんについてのたくさんの話を聞きました。そして私はひたすら相槌を打ち続けました。さらに事業の話のたびに「~円預けてくれれば~%増やしてあげられる」とか「入会したら社長たちの飲み会に参加できる」とか、うまいこと自分のエピソードと関連付けて同情や羨望の感情を抱かせる話でお金を運用させてほしいと。これあれやん!よく聞く危ないやつぅ!ってなったよね笑 私にとっては非日常の面白い話を聞かせてもらえる反面、危ないお話を空気を読みながら断る面倒さ。この時点でもう早く帰りたいの気持ちが勝っていました。

しかし空気を読んじゃう私はBさんの話を無理やり切り上げることができず、結局2時間ほどBさんの勧誘を受けた後、彼のオンラインサロンの準備があるということで解散となりました。私は興味のあるIT系の職業について一応質問をいくつか用意していたのですが、1つも聞けずに終わってしまった。(最後は信用ゼロだったから聞こうとも思わなかったけど)

長々と話しましたが、Bさんの勧誘はまぁいいんですよ。(ここまで無駄に長くてごめんなさい)逆に初めてされて、本当にこういうのあるんだなぁ。マジでお金渡しちゃう人とかいるのかなぁ。でもいるんだろうなぁ。くらいに思っただけです。

ただ納得いかないというか、それを通り越して嫌悪感すら抱いたのがBさんの「人脈は大事だよ。」のセリフ。やっと本題いきますね笑


彼の言う「人脈」って「利用することを目的として近づいた人」なんですよ。自分にとって利用価値のある人。私だったら「お金を出してくれるかもしれない人」。社長とかだったら「お金の楽な増やし方を教えてくれる人」。うまく表現できないのですが卑しいというか、相手に失礼じゃない?って感じました。Bさんが営業として私を「新規顧客」と括るなら理解できますが、話し合いではなく一方的な勧誘を1回しただけで彼の「人脈」の内側に入れられてしまうのに違和感しかなかったんですよ。


「人脈」とは、「集団・組織等の内部の、ある関係をもった人と人とのつながり。」(広辞苑より)  

広辞苑からもってくるというそれっぽいことしてみました。笑

Bさんの話に出てくる「人脈」の方々は「人と人とのつながり」で成り立つ関係ではなかったように感じます。彼は(もしかしたら相手も)「物」としか見えていないのではないでしょうか。現に軽い自己紹介以外は話す時間を与えられず、私自身についてはまったく興味を持たれませんでした。それって失礼にもなるし、とても悲しいことだと思います。私が初めて会う人に対して、どんな人なんだろうとワクワクしていたのもあって裏切られた感を持ってしまったのもあるのかもしれませんが、ふつう「人」と関わるのならば相手に興味を持ち、相互のコミュニケーションを取るものではないでしょうか。私は彼の人とのかかわり方を「人脈を広げる」というのならばそんなものは御免だと思いました。


私はもう「人脈を広げる」という目的で人に会うことをしないでしょう。でも何かしらの巡りあわせで会う方々と「人と人とのつながり」を深め合っていけたらな、なんて思っています。あ、あと、今あるつながりも大切にしたい。社会に出たら利害だけの関係もあるだろうし、それはしょうがないような気もします。学生時代の部活仲間とかゲーム友達とか、利害まったく関係ないですもんね笑 

今回は私にとっての「人脈」について思うことを話しました。もちろん言葉のとらえ方は人それぞれなので、皆さんの考えも聞かせてほしいなぁ。なんて思ってます。「ことば」って難しいですよねぇ。。。


最後に、webで広辞苑を引いたときに出てきた「三浦崇宏さん」を紹介しておきます。私が言いたかったことと大体の趣旨は合っていてわかりやすく表現されていましたので。

最後まで読んでくれてありがとうございました!

ばいばーい



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