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【MTGアリーナスタンBo1ミシック到達デッキ解説】For Bunnicorn!

こないだオリジナルデッキで、MTGアリーナスタンダードBo1で最高ランク帯のミシックに到達しました!

ああでもないこうでもないと、より勝てるようにデッキの中身やプレイの試行錯誤を重ねるのが本当に楽しくて、その結果が私の好きなカードたちとミシック到達だといいなと漠然と思っていたので、心から嬉しいです!

もうすぐ(この記事書いてる数時間後ですね笑)にMTGアリーナに新セット『サンダージャンクションの無法者』がきて環境が変わってしまいますが、私の記録とミシック到達記念を兼ねて、この記事でオリジナルデッキ「For Bunnicorn!」の解説をさせていただきます。


※こちらの記事は2024/4/15、以下のセットがスタンダードで使用できる時点で書いております。
『カルロフ邸殺人事件』『イクサラン:失われし洞窟』『エルドレインの森』『機械兵団の進軍:決戦の後に』『機械兵団の進軍』『ファイレクシア:完全なる統一』『兄弟戦争』『団結のドミナリア』『ニューカペナの街角』『神河:輝ける世界』『イニストラード:真紅の契り』『イニストラード:真夜中の狩り』

For Bunnicorn! デッキリスト

デッキの特徴・強み

①コンバットが楽しい!

早めの段階からコンバットで優位を取り、コンバットでライフを削り切って勝利する、コンバットを楽しめるデッキです。

MTGカード「呪い金の矛槍」、「威厳あるバニコーン」、「刃砦の戦鞭」
For Bunnicorn! バニコーンのために!

基本的な戦略は、For Mirrodin!(ミラディンのために!)という「この装備品が戦場に出たとき、赤の2/2のレベル・クリーチャー・トークン1体を生成し、その後これをそれにつける。」という能力を使ってパーマネントの数を増やしつつ装備品でトランプル等を付与し、バニコーンをサポートして勝利することです。
バニコーンは、「パワーとタフネスは、それぞれあなたがコントロールしていて土地でないパーマネントの数に等しい」ので、For Mirrodin!のようにパーマネントの数を増やせる呪文と相性がいいです。

序盤からFor Mirrodin!付き装備品の先制攻撃や二段攻撃でコンバットで優位をとって少しずつ相手のライフを削り、最後はバニコーンでばちこーんしたい、そんな感じのけっこう正統派なコンバットデッキになっていると思います。

MTGカード「救済の波濤」、「巨怪の怒り」、「野心的な突撃」
コンバットトリック楽しいぞい

黒や赤の発生源から自分のクリーチャーに与えるすべてのダメージを軽減する「救済の波濤」、そのターンに限らずトランプルを付与するパーマネントを1つ増やしつつパワーをぐっと上げる「巨怪の怒り」、コンバットで数を通せたときにゲームの決め手になれるし先制攻撃や二段攻撃の装備品と相性の良い「野心的な突撃」などでコンバットトリックを仕掛けるのもなかなか乙なものです。

4ターン目に「ひよっこ捜査員」、6/6の「威厳あるバニコーン」、5/3に弾攻撃トランプルのレベルトークンで相手のライフを削り切った盤面
ブン回れば4ターン目でこんな感じになることも

赤単ほどのスピードはないものの、ミッドレンジよりもやや早いくらいのスピード感のデッキです。

5/5「呪文売り」、6/7「アニム・パカル」、1/1ノームトークン4体でボロス招集相手に勝利した盤面
殴り合い上等!!!!! ヒャッハー!!!!!!

②除去がしっかりある

ボロスにしては除去が多めのデッキで、相手の動きや盤面を見て対応し、長期戦もできる構成になっています。

MTGカード「皇国の地、永岩城」、「精霊界との接触」、「骨化」、「邪悪を打ち砕く」、「市民の鉄槌」、「太陽降下」
強いカードが多い環境で頼りになります! 除去たち!

除去として使える上の画像の6種類のカードを合計12枚入れています。

中でもこのデッキで活躍してくれるのが、除去以外でも役に立ってくれる「市民の鉄梃」と「精霊界との接触」です。

「市民の鉄梃」は、唱えると1/1の市民トークンを戦場に出してくれて、それに装備した形になります。

MTGカード「市民の鉄槌」
このデッキではいぶし銀!

バニコーンを強化できるため、パーマネントを2個出してくれるのは嬉しいところです。それに、+1/+1修正は、二段攻撃や先制攻撃にとっては大きな意味を持ちます。
また、装備しているクリーチャーを白1マナを払ってタップし、この装備品を生け贄にすることで、アーティファクトかエンチャントを割れます。今のスタンダードは「先導者の号令」や白・黒徳目など強いエンチャントが多いですが、2マナで序盤に唱えられる「市民の鉄梃」をとりあえず置いておけば、唱えるのをためらわせることもできます。
「骨化」や「一時的封鎖」をケアしたいときは、装備しているクリーチャーと白1マナを残しておけば、「骨化」・「一時的封鎖」の着地時にスタックして能力を起動することが可能です。

「精霊界との接触」は、もしかしたらバニコーン以上にこのデッキのキーカードかもしれません。

MTGカード「精霊界との接触」
同じくMTGプレーヤーのパートナーにデッキ相談し、見つけてくれたカード

3マナでクリーチャーもしくはアーティファクト除去として使うのももちろん、2マナの魂力がとっても強いです……!
魂力は相手ターンにも打てる上に、起動型能力なのでまず打ち消されません。魂力で打っても対象がトークンなら完全に除去できますし、相手の攻撃クリーチャーをとめてオーラや装備品を外したり、ブロッカーをどかしてダメージを通したり、相手の除去からバニコーンなど大切なクリーチャーを守ったりと、多様な使い方ができます。

魂力なら、相手の場にクチルがいても相手ターンに打てます!

「精霊界との接触」が特にこのデッキと相性がいい理由は、For Mirrodin!付き装備品をブリンクできるからです。
相手の第二メインフェイズの終了時に、自分のFor Mirrodin!付き装備品を対象にすれば、相手の終了ステップでレベルトークンに装備品をついた状態で戻すことができます。
自分のターンに入ったときには、召喚酔いが解けているので、攻撃可能!
除去や打ち消しが多い対戦相手に対して、この疑似速攻のような動きがとっても役に立ちます。

MTGカード「ギラプールの守護者」
For Mirrodin!付き装備品ブリンクではこの子にもお世話になってます。飛行もイカス!

③フィニッシュの形が多い

デッキのメインフィニッシャーであるバニコーンがいなくても、装備品を1体に複数つけて強力なクリーチャーをつくりトランプルで無理やりダメージを通す、クリーチャーの数の力でごり押しする、といった勝利もできるデッキです。

装備品をつけたいときは、「刃を持つ者、アスター」が大活躍!

MTGカード「刃を持つ者、アスター」「刃砦の戦鞭」
4/4アスターに装備品つけて攻撃した後、ブロックに回るクリーチャーに装備品うつしちゃえ!

彼がいれば、すべての装備品の装備コストは1マナになります。
装備は5マナかかるFor Mirrodin!付きの二段攻撃付与装備品「刃砦の戦鞭」だって1マナでつけられちゃいますし、この装備品は自身以外の装備品の装備コストを1下げてくれるので、マナを使わずに装備品を付け替え放題になることも……!
たとえクリーチャーを全除去で流されてしまっても、装備品は残ります。
そんな場にアスターを置いて、すべての装備品を拾ってパンチしましょう!

MTGカード「千番目の月、アニム・パカル」
場に残ればどんどん本人サイズ上がるしパーマネントも増えるし楽しい!

数の力で押すときは、「千番目の月、アニム・パカル」が頼りになります。
このデッキは、コンバットにはいきやすいので、アニム・パカルに順調に+1/+1カウンターを乗せていけます。
アタック時に、アニム・パカルの上の+1/+1カウンターだけ攻撃する1/1ノームトークンを出してくれる効果は、パーマネントが増えるのでもちろんバニコーンとも相性がいいですし、全員に+2/+0修正を与えられる「野心的な突撃」と組み合わせられると楽しいです。
自分のパーマネントに呪禁をつけられる「救済の波濤」などでうまく守って場に残ることができれば、バニコーンがいなくとも数の力で押し勝てます。

For Bunnicorn!が苦手な相手

赤単

For Bunnicorn!はクリーチャーの基本タフネスは2なので、ブロッカーとしてクリーチャーを出しても、「ショック」のような赤の1マナ火力で簡単にやられ、プレイヤーにダメージを通されてしまいます。

そこまで持たないことが多いのですが、「救済の波濤」や除去で相手のハンド切れまでなんとかしのいで、タフネスが4ありFor Mirrodin!付き装備品を引っ張ってきてくれる「刃を持つ者、アスター」や、絆魂持ち1/1トークンの出せる「大天使エルズペス」までなんとかつなぎたいところです。

MTGカード「大天使エルズペス」
大天使様助けて~!!!

アゾリウスコントロールなど全除去の多いデッキ

クリーチャーによるコンバットで勝つデッキなので、全除去の多いデッキは厳しいです。

ただ、クリーチャーのみの全除去であれば、For Mirrodin!付き装備品は残ります。相手の第二メインフェイズの終了時に、自分のFor Mirrodin!付き装備品を対象に「精霊界との接触」を打てば、装備品のついたレベルトークンが疑似速攻の動きができます。
序盤になるべく相手のライフを削り、「精霊界との接触」を利用して疑似速攻レベルトークンでなんとか残りのライフを削り切って勝ちたいところです。ただ「告別」でアーティファクトも流されるとつらいです……。

MTGカード「告別」
イラストは大好きだけど、頼むせめてアーティファクトは残してくれ~!!!

まとめ

私がMTGを始めたのは、友人に誘われて2021年11月末に『イニストラード:真紅の契り』の統率者デッキ「スピリットの戦隊」を買ったことがきっかけでした。

スピリットを並べて飛行で殴るデッキを手に、初めてゲームをしてみて思ったのは、「コンバットの駆け引きがめっちゃ面白い!」ということでした。
そのせいか、今や統率者デッキは10個所有していてコンバット主体でないデッキもありますが、なんだかんだコンバットにいけるデッキが特に好みです。

だからこそ、コンバットを楽しめるFor Bunnicorn!デッキでミシック帯に上がれて本当に嬉しいです。

今は『サンダージャンクションの無法者』でどんな風に環境が変わるかとわくわくしています。

これからもMTGを全力で楽しんで、たまにこうしてデッキ解説などをnoteに上げようと思いますので、気が向いたらまた遊びに来てやってください!

※この記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.


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