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DevOpsDays Tokyo 2023でDevOps!DevOps!してきた

はじめに

4/18-19に大崎ブライトコアホールで開催されたDevOpsDays Tokyo 2023に参加してきました。久しぶりに海外スピーカーも多数登壇、「電車でいける海外カンファレンス」が大崎に出現しました。

マイケル・フェザーズとの邂逅

Day1のキーノートは「レガシーコード改善ガイド」のマイケル・フェザーズ。そう、あのマイケル・フェザーズ!!

完全にミーハー

レガシーコード改善ガイド、会社にあるしなぁ…重いしなぁ…という逡巡を0.3秒くらいした後に会場で販売されていたレガシーコード改善ガイドを購入。だって欲しかったんだもの。

いざキーノート。詳しい内容は、aki.mさんのレポートがよくまとめられています。

アジャイル開発の誕生、燃え尽き症候群、自然で人間的な働き方、3Xモデルについて30分ちょっとで語られ、そこから質疑にうつっていきました。
質疑ではマイケル・フェザーズの口から「Team Topologies」というキーワードが飛び出し、同書はやはりエポックメイキングな存在なんだなということを再確認しました。
質疑の熱量はものすごく、全然時間内に収まりきるものではなかったです。だからこそ、Day2のクロージング直前にインタビューセッションが設けられていたのはすごくよかった。そこで学びが深まりました。

良質なセッションでDevOpsを大量摂取

Day1の午後は色々なセッションに参加しました。

Googleの山口さんのセッションはlog4jの例のやつをとっかかりにしてDevOpsがいかにチームのアジリティを引き出すか解説していく話でした。log4jのくだりに触れたときの会場の一体感がすごかったです笑

KAGのスポンサーセッションはスポンサーセッションなのに一切KAGの説明はなく、ガチのDevOpsトーク。自前主義でいくかありものに乗っかるかの判断など、実体験に基づくリアルな話は非常に勉強になりました。

Mesut DurukalさんのセッションではQA、特にテストオートメーションについての話でした。Persona Based Testingという概念が興味深かったです。たしかにテストもユーザードリブンであるのがよいものになりそう。

はっとりさんのセッションはインナーソースについて。インナーソースというものには馴染みがなかったのですが、はっとりさんが丁寧に解説してくれたのでかなり感触を掴むことができました。
後半はGenerative AIによるDisruptiveな状況においてインナーソースはますます重要になる、という話。Githubの中の人がcopilotについて語る貴重な場でした。

かっちゃんのセッションはオブザーバビリティの話。かっちゃんらしい、リラックスした語り口でオブザーバビリティとは何かについて話してくれました。モニタリングとの違いはよくわかってなかった、というかよくわかってない人がそれなりにいると思うのですが、そこらへんがいくぶんかクリアになりました。

俺のターン!

はっとりさんの後、かっちゃんの前がわたしのセッションでした。

所属する企業のマインドがいかにしてDevOpsマインドに転換していったか、という長い時間軸での話。
根気よく啓蒙し続けた人、仕組みを作った人、仕組みで変わっていった現場、大きな変化のきっかけをつくった人、変化の波をキャッチしさらに波を大きくした人。
その瞬間には気づいていないけれども確かに変わっている、グラデーションのように変化した組織の話をしました。

この資料中には何人かキーパーソンが登場しますが、この方々は全員資料での言及に快諾してくれ、かつ建設的レビューまでやってくれました。尊いぜ!

自分の中でDevOpsマインドが目覚めた瞬間は、マイクロソフトの牛尾さんがうちの会社にきて「DevOps!」と叫んでくれた瞬間でした。自分の講演も、あのときの自分にとっての牛尾さんのように誰かのきっかけになるとうれしいです。DevOps!

DevOps!

DAY2キーノート塩田さん「ノリと組織」

塩田さんのキーノートは既に多くの参加者が言及しているとおり、最高の一言でした。
探索的に試行錯誤するプリプロダクション、ガッと進めるプロダクション。
40年間一線を走り続ける3Dアニメの老舗の話は技術もプロダクトもめちゃくちゃ面白かった。なにより、塩田さんその人の話が最高でした。
このキーノートのキーワードである「Groove Master」は、今後アジャイル系カンファレンスで受け継がれていきそうな気配を感じました。

OSTですよ!

Day2の午後はおまちかねのOST。DevOpsDays Tokyoでの実施は初めてだとか!

AI&DevOps

たぶん、この日のOSTで一番人が集まったんじゃないかな? 
私の出したテーマ。温度差っていうと自分が温度感高い立場のときばかり考えがちだけれど、自分が温度感低いときもあるよね、という話とかいろいろできた。ファシリほめられて嬉しかった。
象!!死んだ魚!!嘔吐!!って叫びながら進行するヤバいOSTだった。でもしっかり、「いいにくいこと」を共有できていたので大成功では。

写真をとりそびれたのですが、おーのAさんの「スタートアップがいつDevOpsに目覚めるか」というテーマにも参加しました。早ければ早いほど良いですよね。

幕間

いろいろと楽しかったです。

大量のマリハナ中毒者が発生していた
SDGsならしょうがない
おいしい
おいしい
おいしい
ハッピもらっちゃった!ハッピー!
ぴよさん…

おわりに

実はDevOpsDays Tokyoは初めての参加でした。普段参加してるスクラムフェスに比べてTech寄りの空気感が強く、刺激的でした。
そして海外スピーカーの話をオンサイトで聴けるのは貴重ですね。

Tech寄りだ、という意味で、スクラムフェスよりも現場メンバーを誘いやすいなと思ったので、来年は誰か誘ってみようとおもいます。

実行委員会の皆様、ボランティアスタッフの皆様、スピーカーの皆様、参加者の皆様、ありがとうございました!DevOps!!


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