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「できるわけがない」の牢獄

高い目標と有識者

高い目標を設定した場合、そこにたどり着くことができるのは未経験者と有識者、どちらか。有識者が有利だろう。
では、現状から考えると非常識に思えるような目標(ムーンショットともいう)を掲げたとき、そこにたどり着けるのは誰か?

ある程度の難易度を超えると、有識者ほど目標達成から遠ざかってしまう。そもそも「できるわけがない」と考えてしまうのだ。彼らには経験値がある。スキルがある。それゆえ、「うまくいかない道筋」が想像できてしまうのだ。

私自身の経験としてもある。高い目標に対し「すでにそこに対してやれることはやりきってあります。これ以上できることはありません」といわれたり、「できないということを示すためなら、やってもいいですよ」といわれたり。

「知らない者」の強み

有識者が尻込みをしてしまう荒野を、知らない者は爆走する。うまくいく方法を知っているわけではないが、うまくいかない方法も知らないので、ビジョンに共感さえできればそこにむかって突き進むことができるのだ。

もちろん「知らない」だけではどこにもたどり着けない。ビジョンを達成したいという信念やベースのスキル、有識者からのブレーキにへこたれないタフネスが必要だ。

そしてこの「知らない者」が道を切り開き先入観を破壊し始めると、いつしか有識者たちが合流できるようになってくる。

こういった「知らない者」、「信念の人」を見出すことが明日のブレイクスルーへとつながるのだ。

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