なんかいいいな、と思うメール
こんにちは!株式会社Wizの教育担当 アキです。
昨日、たまたまテレビをつけたら「秘密のケンミンSHOW極」で雪国特集をやっていて、雪国出身のアキは地元を思い出しました。
高校時代は汽車通(これが通じる人はきっと同郷)だったのですが、駅から高校までの徒歩20分の間に、自分の吐息で前髪が凍ってしまい、学校についたころには白髪になっているなんてことがよくありました(笑)いまでも冬に帰省すると段違いの寒さに驚きます。
最近は暖かい日も多く、春が近づいているのが感じられて嬉しいですね。スーパーには山菜が並び始めているので、近いうちに天ぷら祭りを開催したいな~なんて考えてます😋(わたしの推しは、タラの芽とコシアブラです)
さて、食べ物の話をしているとお腹がすくのでこれくらいにして、本題に入りたいと思います。
なんかいいな、と思うメール
教育担当ですので、業務上、他事業部の方と連絡をとることが多いのですが、そんななかで時々「あ、このひとのメールいいな」と思うことがあります。共感や心遣いが感じられるような、少し心があたたかくなるような、そんなメールをいただいたときです。
そうしたメールの特徴として挙げられるのが、「自然なクッション言葉」です。
「クッション言葉」とは、物事を和らげて伝えるために使われる前置きのことで、代表的なものとしては「恐れ入りますが」「お手数おかけしますが」などがあります。
実は、わたしが社会人になって苦労したことの一つが、このクッション言葉だったりします。
言いたいことはこれなんだけど、文章に起こしてみるとなんか冷たい感じがする…でも、ここで使えそうな言葉はわたしの引き出しにはない…うーん…
ボキャブラリー不足をGoogleで補ってみたはいいものの、これで大丈夫なのか不安になり、結局は上司に確認してもらうのがおきまりのパターンでした。
「入社までにやっておいたほうがいいことはありますか?」
この時期よく耳にしますし、わたしも過去に何度も聞かれたことがあります。社会人の先輩として、あるいは一企業の教育に携わるものとして、まずは知識としてクッション言葉を知っておいてほしいなと思います。方法は簡単です。ネットや本で調べて「こんなときに、こんな伝え方があるんだ」と知っておくだけOKです。
火を知らなければ、そもそも食材を焼くことはできません。もっと言えば、加熱するという発想にすらいたりません。でも、火を知っていれば、より美味しく安全に食べるために加熱しようと考えますし、その結果焦げたり、生焼けになったときには、上手な人を真似て、練習をして、"加減"を覚えればよいだけです。
クッション言葉も同じです。知らなければ案外気にならないものです。伝えたいことだけをストレートに書けば、文字数も抑えられて一見効率的かもしれません。でも、それでは知らず知らずのうちに、相手をもやっとさせてしまう可能性があります。もやっとが積み重なって、いつか大事な場面で協力が得られなくなるかもしれません。
クッション言葉はコミュニケーションを円滑にするためのテクニックですので、使えるようになるためには練習や勉強が必要です。ここで一番難しいのが、「使い時を見極めること」だとわたしは思っています。
困ったことに、とりあえず付けとけばよいというものではありません。数々のサイトや本で紹介されている通り、乱用するとマニュアル対応に感じられたり、へりくだりすぎな印象を与えたりと、逆効果になってしまいます。
では、どうすればよいか。
Wiz流に言えば、"相手を想う"
この一言に尽きると思います。相手の立場で考え、感じることです。
自分がそのメールを受け取った側だとしたら、どんな印象を受けるか。すこしでも "もやっと" しそうな部分があるなら、言葉を変えたり、クッションを添えたほうがよいでしょう。迷うなら第三者にも意見を求めてみるとよいでしょう。
何分も悩む必要はありません。書き終えたら一度見返す。それだけです。その数秒を "相手を想う" ためにぜひ使ってみてください。
というわけで、今回は「クッション言葉」について書いてみました!普段のやりとりの中で学べる内容ですので、ぜひ注目してみてください!
それでは、引き続き「ドラいち。」をよろしくお願いします!