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TSMCの最先端ファブ計画の承認の意味は?

台湾環境審査委員会は、台湾の新竹県宝山近くのTMSCのサイトに新しいファブを建設する計画を承認しました。

🟩台湾から最先端技術を分散させたくない

TSMCの一部の生産を台湾から分散させる動きは、長期的には台湾の戦略的重要性を弱めることになる。台湾政府はTSMCの最先端の生産技術を台湾に維持することがより重要になると考えている。

🟩最先端の2nmプロセス

承認されたファブはTSMCのN2(2nm)製造プロセスを使用してチップを製造し、2024年後半または2025年に製造の準備が整うと、世界で最も先進的な半導体施設の1つになります。ただしTSMCは2nmプロセスの開発を行っていることは認めているが、製品化の計画については明らかにしていない。

🟩インテルの影響

インテルは先日20A(オングストローム)のプロセスを2024年にリリースすると発表していた。今回のTSMCニュースはインテルの発表を意識していることは間違えない

🟩まとめ

TSMCの最先端ファブ計画の承認は台湾政府の思惑とインテルへの牽制

情報戦だけではなく、実際の研究開発でも適正な競争が生まれ良い製品が生まれるとよい。

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