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🟦デンソー、ルネサス株半分超を売却

2100億円調達、EV投資加速へ

https://www.denso.com/jp/ja/-/media/secure-news/jp/ja/news/news-releases/2024/20240520-01news.pdf?rev=791a6bbf9d3747f2b4a38615ede74c83

🟦デンソー、ルネサス株半分超を売却 

 デンソーは、ルネサスエレクトロニクス株の約2100億円相当、デンソー保有分の半分超となる7812万7800株を売却しました。これは、政策保有株の見直しと、自動車の電動化など成長投資への資金調達のためです。売却益は約1778億円となり、2025年3月期の個別決算に特別利益として計上する予定です。

🟦半導体の調達や共同開発に成果

 デンソーは、2013年にルネサスエレクトロニクスに出資し、2018年に出資比率を引き上げてきました。半導体の調達や共同開発を進めてきた結果、一定の協業成果を得られたことから、今回一部売却を決定しました。デンソーは、ルネサスエレクトロニクスとの事業上の協業関係を今後も維持・強化していく方針です。今回の売却の理由は以下の通りです。

  • 政策保有株の見直し

    • デンソーは、2022年3月期に刷新した財務戦略に基づき、低収益資産である政策保有株の売却を進めています。

  • 成長投資への資金調達

    • 自動車産業の電動化やCASE化に伴い、半導体への需要が高まっています。デンソーはこの資金を活用し、成長投資を積極的に進めていく方針です。

  • グループ内持ち合い株の解消

    • デンソーは、2024年3月にもトヨタ自動車グループの豊田自動織機株を全て売却するなど、グループ内での持ち合い株の解消を進めています。 

🟦まとめ

 デンソーは、ルネサスエレクトロニクス株の一部を売却しました。今回の売却は、自動車の電動化に向けた投資資金の調達と、資本効率の化の両面を目的としている。デンソーはルネサス株の4.3%を今後も保有し、事業上の協業関係は維持していく。

 今回のルネサスエレクトロニクス株売却が、デンソーとルネサスエレクトロニクスとの関係に悪影響を与えないことを願うばかりですね。

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