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夫が残す妊活の記録#2~夫婦で検査結果と向き合う~

妊活で妻はたくさんの検査を受ける

僕らはまだ子供が出来るかわかりません。諸先輩がたからたくさんの妊活の話を聞いています。何年もがんばってやっと子を授かった方、僕らと同様に現在も妊活している方、そして子供が出来ずに妊活を諦めた方もいます。皆いろんな葛藤があったんだろうなと思います。諦めることは本当に辛いことで僕らも向き合うことになるかもしれません。僕らが今出来ることは結果がどうであれ「妊活に2人でちゃんと向き合う」ことだと思っています。

僕ら夫婦は1年間は自然妊娠を目指し、タイミング療法を試みるも子供を授かることはありませんでした。そして、2年目からはレディースクリニックへ通院し本格的に妊活をはじめました。

妻は様々な検査を受けました。前述した「風疹抗体価検査」や「甲状腺機能検査」など様々な検査です。赤ちゃんを産むために妊婦の健康がどれほど重要なのかがわかります。

検査の中で「卵管造影検査」という検査があります。これはいわゆる「自然妊娠」しやすいかに関わる検査のようです。この検査結果で「卵管閉塞」という言葉を知りました。

受精の仕組みと卵管閉塞について知る

妻は右側が「卵管閉塞」、左側は「子宮内膜症」とのことでした。無知な私はどういうことか理解するまでに時間がかかりました。

女性の「子宮」からは腕のように両側に1本づつ「卵管」という臓器がのびており、「卵管閉塞」とはこの「卵管」が閉じてしまっている状態のことをいうそうです。「子宮」と「卵巣」は「卵管」でつながっており、つまり精子と卵子が出会うところが「卵管」のようです。

「卵管閉塞」は「卵管疎通障害」ともいわれ、精子と卵子が出会う事が困難になり、不妊の方の3割程度がもっているとのことです。僕らの場合、右側の「卵管閉塞」が起きている方では受精が困難であるといわれました。

「卵管閉塞」が片側で起きている場合は、もう一方での「タイミング療法」を行うことがあるようです。そして、両側で起きている場合は「カテーテル」で閉塞部分を広げることや、「腹腔鏡」での治療をすることがあるとのことでした。

妻の場合は右側が「卵管閉塞」、左側が「子宮内膜症」です。「子宮内膜症」については後述しますが、結論からいうと、「タイミング療法」では妊娠の確率が低いとのことです。また、妻の「卵管閉塞」についてはカテーテルで閉塞部分を広げることは難しいとのことでした。

子宮内膜症と妊娠について

「子宮内膜症」の左側は妊娠への影響はあるのか?という点ですが、これは「影響がある可能性が高い」とのことでした。正確なことは手術をしないと分からないとのことでした。

女性が二つ持っている「卵巣」では交互に排卵がされるそうです。卵管の先には「卵管采」という手のような臓器があり、「卵管采」が「卵巣」から排卵された「卵子」をキャッチすることで、「卵子」は「卵管」を通って受精をおこないます。

「子宮内膜症」が起きているとこの「卵子をキャッチする」ことがうまくいかないことがあるのだそうです。臓器が別の臓器と癒着していることで、うまく動かない事があるのだそうです。つまり、「卵巣」から排卵された「卵子」は「卵管采」にキャッチされることなく受精へ向かう事が出来なくなります。

ただ、他の臓器と癒着しているかどうかは手術をしてみないとわかりません。ただし、僕らは妻の身体への負担を考慮し、手術はしないことにしました。

体外受精をすることを決意

「タイミング療法」が1年間で結果が出なかったことや、検査の結果から僕ら今後の妊活について相談をしました。とにかく、確率が高い方法を選んでいこうという結論は僕ら夫婦のなかで一致し、やはり「体外受精」をすることを選びました。不安はたくさんあります。妻への負担の話、病院の選択、経済面での不安、、、

ここから、また無知な私の体外受精に関する勉強や夫婦の話し合いがはじまります。

最後に妻へ思う事があります。受診に一緒にいけなくてごめん。辛い受診結果を1人で聞くことになってごめん。この結果を受けてどうか、自分を責めないで。一緒に頑張ろう。

本日はここまでとさせていただきます。本日もお読みいただきありがとうございます。

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