オンラインだからこそ学べる子どもたち
【オンライン授業だからこそ学べる】
学校休校期間中の授業時間を確保するための手段として取り入れ始められた「オンライン授業」ですが、オンラインだからこそ学べる子どもがいることに注目した記事になります。
中学生の頃に不登校を経験し、現在も学校を休みがちな高校二年生の男子生徒は、休校期間中、1日4・5時間のオンライン授業に参加し、次のように振り返っています。
「完全に自主的と言うわけではなくて、ほどよく強制されるみたいな感じがよかった。オンライン授業は自由度が高くずっと座っていなくていいだけでも、やる気が出てきますね。学校だと授業やテストが全くわからないとまずいなと思いますが、オンラインはみんなと同じなので楽ですね。ふだん興味のなかった科目も少し楽しかったりして、オンライン授業はすごくちょうど良かった。」
そして、熊本市の中学2年生の男子生徒は
「今まで勉強がやりたくても、学校に行こうとすると、できない状況でした。これからどうすればいいかとずっと考えていて不安でした。オンライン授業は、僕に勉強する機会を与えてくれた」
と語っています。
【第二波や災害などに備えるために】
この記事で紹介されている神奈川県の県立高校では
・撮影した動画は、次年度や、災害が起きて生徒たちが登校できなくなった時などに生かすことも検討
・休校中に実施していた課題配信は学校再開後も継続し、オンラインでも質問を受け付ける。ネット環境が整ったことで来週からユーチューブなどの動画配信を本格化していく
というように、今後もオンラインを活用していく方針を示しています。
【最後に】
学校に通いにくい児童生徒の意欲を引き出すことができ、家庭学習の助けになるものとして、対面授業の「代わり」という消極的な役割に留まらない、オンライン授業だからこそ果たせる役割を垣間見ることができたのではないでしょうか。
対面授業、オンライン授業のそれぞれにメリット・デメリットがあります。
今後はオンラインでの対応がどれだけ充実しているかというのも、学校や塾を選ぶ際の基準の一つになってくる可能性もありそうです。
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