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「35人学級」法案を閣議決定



2月2日、公立小学校の1学級あたりの上限人数を35人とすることことが閣議決定しました。

小学校1年生は既に35人が上限になっており、
2021年度は2年生、2022年度は2、3年生が35人学級
というように、導入する学年が1年ずつ増えていきます。

以前より指摘されていることですが、学級数が増えるということはそれに伴って
教職員の人数も増やす必要があります。


35人学級化に必要な教職員定数は21年〜25年度の5年間で計1万3574人と発表されています。

https://www.mext.go.jp/content/20210201-mxt_kyoikujinzai01-000012429-2.pdf

↑こちらは文科省が発表した、
令和2年度の公立学校教員採用試験の実施状況になります。

今回の改革と関係ある「小学校」のところだけ見ていくと、
受験者数が44710人で、採用者数16693人となっており、
今年度採用した人数と同じ数だけ教員を増やす必要があると考えると
簡単ではないように思えます。


【最後に】
もし、「35人学級」が正式に導入されて、少しでも余裕が生まれるのであれば、
テストの答案や宿題など、最低限のチェックで済ませていたものと向き合える時間が、まずは少しでも多く取れるといいなと思っています。

少人数学級にすることと、学力の向上の関係についても
さまざまな指摘されています。

○×だけで返していたものを、
「なぜ×なのか」
「どこを気をつければ○になっていたのか」
「前回よりも何が良くなっているか」

先生はしっかり見ていると伝えること
児童が自分で見直しをしたり、成長に気づけるきっかけになること

この小さいことを積み重ねが、学力や勉強に対する意欲を伸ばすのだと
思っています。

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