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教員によるセクハラ行為をなくすために

【教員によるセクハラ行為をなくすために】

文科省が行った「平成30年度公立学校教職員の人事行政状況調査」によると、
わいせつ行為などで処分された教員は282人にのぼり、過去最多となっています。

体罰をはじめ、教員が起こす不祥事は以前よりも明るみに出やすくなってきているように思いますし、教員自身も疑われるようなことをしないよう意識をしているのではないでしょうか。

それにも関わらず児童生徒へのセクハラをする教員が減らな意理由を、
広島県教育長の平川理恵氏は

「学校の先生と児童生徒間に生じるわいせつ・セクハラ行為への意識や認識は、現状では少し緩いのではないかと感じています。社会の認識はもっと厳しくあるべきです。」

と指摘し、問題を起こした教員を再び教壇に立たせないために、
教育職員免許法改正の必要性を訴えています。

現状、わいせつ行為で懲戒免職を受けた教員は3年、強制わいせつなどの暴力的な性犯罪で懲役刑を受けた教員は10年経てば、教員免許の再交付を申請できるようです。

この点については、すでに改正する方針が示されています。再犯を防ぐ効果はありそうですが、1回目を起こさせないための取り組みは今後考えられる必要があると思います。


【最後に】
学校で起こる問題を考えるとき、今回取り上げたような制度面の見直しのほかに、起きてしまった時の対応を児童生徒と共有することもです。

各学校に設置されている相談窓口の存在を伝えるだけでなく、
そこで、誰がどのような対応をしてくれるのかまで伝えておくと、
相談しやすくなるのではないでしょうか。

また、あってはいけないことですが、
学校に相談しても取り合ってもらえないという場合があるかもしれません。
そのようなときのために、学校外にも相談できる機関があることも伝えていく
必要があるように思います。

https://www.mext.go.jp/content/20200527-mxt_jidou02-000007317_3.pdf


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