言語の不確かさについての備忘録
前回の記事では、國分功一郎と千葉雅也の対談集である『言語が消滅する前に』を取り上げた。
ここでは「言語は解釈を必要とする七面倒臭い存在であり、直接的満足を延期させるものであるが故に、消滅の危機に瀕している」という話がなされていた。
また「思考するとは言語化することである」、「僕たちはそれぞれの仕方で、言語の消滅に抗っていく必要がある」と主張した。
しかし一方で、言語に偏重しすぎることによる弊害があるのも、また事実だ。
冒頭で引用したように「言語の解釈は無限に積み上げること