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あらすじ

高橋漣と園田葵は13歳の時に北海道美瑛の夏祭りで出会い、初めての恋をする。
だが、養父の虐待に耐えかねていた葵はとつぜん漣の前から姿を消してしまう。
漣は必死の思いで葵を探し出し、彼女と駆け落ちする事を決意する。
だが、幼い2人の逃避行が上手くいく筈もなく、すぐに警察に保護されてしまう。
その後、葵は母親に連れられ北海道から立ち去り、2人の間の「運命の糸」は完全に断ち切られたかに思われた。
だが8年後、友人の結婚式に招かれた漣は葵と偶然の再開を果たすのだった。
出会い、すれ違い、別々の道を歩き、そしてまた出会う2人の運命を紡ぐ平成世代に送るラブストーリー。

感想

この映画は、中島みゆきが1998年にリリースした名曲から着想を得て作られた作品です。
恥ずかしながら、この作品と出会うまで原曲となっている「糸」という曲を知らなかったのですが、人との出会いの奇跡を糸に見立てて歌ったこの曲は、じんわりと万人の心に感動を呼び起こします。
そんな名曲を源泉として作られたこの作品は、曲の趣旨や意味を深く分析して丁寧に作られたことが伝わってくる作品だと感じました。
漣と葵の二人の出会い・すれ違い・別れ・再会という話の流れは、俯瞰で観ると糸が繋がり・捩れ・千切れ・また繋がるように感じられます。
運命や人生を糸に見立てるというのは、古くからの文芸や演劇やもちろん映画でも行われていますね。個人的には新海誠監督の「君の名は。」の事を鑑賞しててふと思い出しました。
あの作品でも「糸」というのは実際にモチーフとして出てきていましたよね。
そういえば最後らへんで漣が東京で歩道橋を歩くシーンがあったけど、もしかしたら「君の名は。」で瀧も歩いていたんじゃないかなあ・・・。私は東京に行った事ないので詳しいロケーションはわからないのですが。
仮にもしそうだったら、なんとなく意図的なものを感じますね。糸だけにね。つまんないね。
話を戻しますが、この作品はちょうど私と同世代の平成初期生まれの層をターゲットにしています。
ちょうどメインターゲットのおじさん二人で観に行きましたが、付き添いのおじさんは目を充血させながら号泣していました(笑)
私も号泣こそしなかったですが、胸がギュッと締め付けられる感覚や心が暖かくなる感覚を味わえたので、心のデトックスをすることができました。🧖‍♂️
最近ストレスが多いなーと思っている人にはオススメかもしれませんね!
と、今日はこんな感じで!さいならー👋

こんな方にオススメ!

平成初期生まれの方

泣いてストレス発散したい方

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