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「ヒトの視点に立って考えよう」って言われるたびにヒヤッとする

Xデザイン学校2回目の講義が9月12日に行われた。
テーマは「目標設定とUXデザイン計画の基礎」

学習したことのアウトプットも含めて、感じたことを書いていこうと思う。

Unlearn(アンラーン)は大事

学んだことを一旦リセットして、再度学びなおすのってとても大事だなと痛感した。
(そもそも前提の学びの量が少ないペーペーではあるが・・・)

時に「知識」や「経験」が自分の邪魔をすることがある。
時に「知識」や「経験」がコトの本質を遮ってしまうことがある。
時に「知識」や「経験」が表面的な議論につなげてしまうことがある。

と感じた。

今回の講義では、クライアントの課題解決プロジェクトの「目標設定」という観点で、プランニングを重点的に行った。


具体的には、とある企業の現状を担当者の方にプレゼンいただいたのち、
その企業の現状や課題に関して、リサーチで明らかにしていく「ゴール」と、そのゴールを達成するために問いをブレイクダウンした「リサーチクエスチョン」をグループワークを通して検討していった。

これが非常に難しかった。

リサーチ計画というのは本業でも行ったことがあるが、
本業で自分が関わっているプロジェクトとなると、課題の範囲(Where)はなんとなく決まっていたり、頭の中でうっすら把握していることが多い。

だから今回のケーススタディでは、「そもそもどこに課題があるのか」の広い視点で、本質的にクライアントの課題を検討していくことがとても難しかった。
(これはあくまでも個人的な感想)

あとは本業でのやり方や、考え方が頭にありすぎて、
このフレームでのやりとりにとても苦戦している自分がいた。


講義で学んだフレームも、本業で取り組んでいるものも、本質的には同じ解を探るプロセスだけど、プロセスをプロセスとしか捉えられていない自分の学習の甘さが、こういう臨機応変に対応できない結果につながっていると感じた。

Unlearnを意識して、学び続ける。

「ヒトの視点に立って考えよう」って言われるたびにヒヤッとする

今回の講座で、「チューイングガムが売れなくなった理由」という話があった。


チューイングガムが売れなくなった理由を「モノ視点」「技術視点」で考えると、

・競合のチューイングガムは〇〇を販売している
・〇〇味が売れている
・自社も〇〇味を開発する

という問題解決プロセスになりかねない。(極端な事例)


一方、「ヒトの視点」になって考えた場合、

・これまでチューイングガムは暇つぶしの道具だった
・現在はスマホが普及し、スマホが暇つぶしの道具になっている
・競合はスマホである

という問題解決のプロセスになり、新しい発見につながるかもしれない

という話だった。


もちろん市場が成熟化し、付加的な手段の追加の限界がきている現代において、
「ヒトの視点」に立って考えていくことの重要性は重々感じているけど、

四六時中意識していくことってとても難しい。
ふとした時に「モノの視点」で考えてしまいがちだなと。

だから「ヒトの視点に立って考えよう」って言われるたびに、自分はそれができているかヒヤッとする。

ってことでこのXデザイン学校では

・「ヒトの視点」のマインドを叩きつける
・「ヒトの視点」を手助けする手段(フレーム)を身に着ける

こともテーマに追加してやっていきたいと思う。

このあたりの進捗もnoteに書いていこう。



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