見出し画像

【Shake it off. vol.049】 “自分の得意探し”のジャーニーへ

“植物育てるのすごく上手だよね!”

自宅に遊びに来た友人達や夫も言ってくれる嬉しい言葉のひとつ。結婚した年にみんなからいただいた植物達は鉢植えを何度か変えなければならないほどに大きく成長し、切り花は夏でも数ヶ月持つ。去年咲かせてあげられなかった芍薬は有り難いことにいただく機会があって、今年は見事に咲かせることができた。でも人から言われるまで自分が植物を育てることが上手だなんて気付かなかった。


昔から動植物が好き。ただ小さい頃から社宅に住んでいたから動物を飼うことはできず、今もペットNGの場所だから飼うことはできないのだけど、花や観葉植物は両親も好きで子供の頃から家の中にもベランダにもあって植物の手入れや育てる様子を見ながら私も育った。結婚を機に実家を出て、それからの今の暮らしの中にも植物はやっぱり近くにあり、特に花は人が遊びに来ることがあれば必ず買いに行き、お気に入りのフラワーベースに飾りそっと置いておくことが私の中のデフォルトにある。でも花も植物も気をかけて育ててあげなければすぐ枯れてしまうもの。その“育てる”ということが私が好きなことで得意なことなんだって最近になって分かってきたような気がするのだ。

そこで良く聞く“好きなことをやりなさい”という言葉。

言葉の善し悪しではなく、その“好きなことをやりなさい”の好きは、あなたの得意なことですか?という問いを投げかけたいと思う。




あらためて、得意ってなんだ?


もしかしたら自分の好きなことは必ずしも得意なことではないのかも知れない、というのがひとつ。とは言え好きなことが得意であるということも、人間1つや2つ必ずあるものだ、というふたつが今の私の結論です。数にしたらどうだろう、やっぱり前者の方が多いような気が私はするが後者も必ず、きっと必ずあるんだとこれまたやっぱり思う。そしてこの後者は意外や意外、自分では気がつくのが難しいように感じる。植物を育てることが上手だと言葉をかけてもらって気がついた私のように。

得意なことってなんだろう。

それは自分がデフォルトでやってることなんじゃないかって感じていて。それが私の基本設定であり、特に努力したわけでも練習したわけでもない元から組み込まれていて備わっているものなんだろう。だから好きより得意の方が自分では見つけにくい。元から備わってるのに、備わっているからこそ見つけにくいってナンセンスだなーと思うけど、1人で見つけようって思わなければいいって話でもある。人から褒めてもらう言葉をそのまま受け取ることから、自分の得意探しのジャーニーは始まる。今まで謙遜していたアレや否定していたソレがみんなあると思う、私もいっぱいある。それが得意なことだったなんて想像もしなかったけど、残念でしたー!それがあなたの、そして私の得意なことなのです。




育つ過程でも得意は育まれている?


私はたまたま生き物好きな両親の元育ち、そんな私も生き物が好きで今も囲まれて暮らしていて、育てることが好きであり得意なことになっているけれど、先程とは逆に全ての得意が好きであるとも言えないんだとも思う。小さい頃、育つ過程で強制的にいやいややらされたこととか、やりたくもないのにやっていたらできるようになってた、なんてことも多くあるから。だから人から褒められて素直に受け取れない場合は殆どがこちらなのではないだろうか、自分が特に好きでもないことを褒められる、だから受け取れないんだきっと。


そんな時、これから私は“得意なこと”じゃなくって、“出来ること”って受け取ろうと思っている。


好きなこと
得意なこと
そして、出来ること。


言葉にしたら大したことじゃないけど、目に見えない部分で大きく感じるニュアンスの違いにとってもとっても救われることって本当に沢山あるから。そんな風に受け取って自分の中で上手に消化させて循環させていけたら、きっと好きも得意も出来ることもどんどん増えていって、今よりもっと素敵な未来が待っている、そんな気がするから。

どんどん一緒に探して見つけて、そして気付いていきましょう!


それではまた来週の月曜日に…♡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?