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【Shake it off. vol.063】 ヘイトがラブに変わるとき

私は運動が大の苦手だ。苦手というか、運動神経そのものが生まれてこの方無いんだと思う。器械体操とテニスの選手の子が何故こんなにも運動が苦手なんだろうか?と真剣に考えたりしたこともあった。が、考えても考えても運動が苦手ってことは何ら変わらなかった。

念のため、嫌いという言葉は余り使いたくない人間だから苦手と書いている。




苦手なことに時間を費やすくらいならxxx


苦手なことに時間を費やすくらいなら、得意だったり好きなことに時間を費やそう。私は自己啓発書だったりビジネス書が好きだからこのような一文はかなりの確立で目にしてきた。目をギラつかせていた20代も前半の頃はそんな本を読んでは触発され片っ端から試し、自分のものにしてやろうと必死だったがこの“苦手なことに時間を費やすくらいなら、得意だったり好きなことに時間を費やそう”は何だか腑に落ちないでいた。…分からなくも無いが、やっぱり分からない、と。と言うのも自分の苦手は分かるけど、得意とか好きとかが当時分からなくなっていたから。その甲斐あってか(どうかは未来の私が決めた)これまた片っ端からぶつかっていけて今があるのだが。

そこで2021年の31歳になった私はどう考えるか。

苦手と思っていたあれもこれも、やり続けてみたらラブに変わることもあるよ。全部とは言えないけどね。と笑いながら言える。




それぞれのタイミングで


仕事の話は前回前々回と綴ってきたから今回は別のたとえ話にしよう。


冒頭にも書いたように私は運動が大の苦手だ。苦手というか、運動神経そのものが生まれてこの方無いんだと思う。学生の頃のワンツーヘイトは持久走と20mシャトルランだったことを今でも鮮明に思い出せるくらいにだ。そう、走ることが中でも大の苦手でそれも相まって運動全般が苦手になってしまったし、避け続けた人生だった。

そんな私が走り出したのが2年前。

そんな日が来るなんてもちろん想像していなかったし今でも信じられない。(家族もそれはそれはビックリ仰天していた)始めた最初の頃は本当に本当にキツくって今にもやめたい逃げ出したい!!!と思いながら意地で走っていたけど、ある時から身体も慣れてきて少しずつ少しずつだけど距離を伸ばして走ることが出来るようになった。何なら都度達成感を感じられる走るという行為が気持ちよくって、今大切にしている散歩同様色んなものが浄化される感覚の虜になっていた。

きっかけは何だったっけか。体力今よりつけたいとか冷え性を解消したいとか、そんな感じだったと思う。この感じのようにきっかけって結構何でも良くって、要は何か始める言い訳というか動機、後押しが欲しいんだなって思った。走るに限らず、何でも。そして今は暑くて走れていないが散歩は欠かせないものの1つとなり、自宅でもストレッチにyoga(これらは運動が苦手でも唯一できていたことだった)を10年以上継続してやっている。私は今運動が欠かせないことになっているし、ヘイトがラブに変わったと胸を張って言える。(と、書きながら言い聞かせる)

苦手と思っていたあれもこれも、やり続けてみたらラブに変わることもあるよ。全部とは言えないけど、それぞれのタイミングできっと…!




私もそうだったようにみんな踏み出す為の何かきっかけが欲しいんだよね。本当にちょっとしたきっかけで良くって、正直なんだって良い。そのきっかけを待つのもいいし、自分で作り出しちゃってもいい。だって要は何だって良いんだから。そう考えたら巷に溢れている“苦手なことに時間を費やすくらいなら、得意だったり好きなことに時間を費やそう”ってのはやっぱり私にはしっくりこないし、人生の面白さを自ら削っちゃってる気がするんだ。どうせなら色んなコト味わいたいじゃない?私は今日もそう思っている。




all love and, stay safe!

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