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『退院後検査』

気がつけばここでの発信が、一ヶ月を越えて滞っていた。
分かりやすい変化の様なことなどなく、本人的に書くことが、ピンとこなかったから、自然と書かなくなっていたのである。

先日、退院してから初めてのMRI検査を受けた。
要は現状確認である。
検査自体は、装置に固定される様な状態で、終わるまで基本的に動くことが許されない。
それにしても、この検査を受けるたびに思うのは、MRI装置は、何でこんなに色々な音を出さなければ検査できないのだろうということ。
因みに仕組み上、磁性体の類があると影響が出てしまうので、貴金属類やタトゥーの類があると、検査できなかったりする。

実質、脳梗塞発症から初めて、自分のMRI画像をまじまじと見た。
首の頸動脈は、全く問題なし。
頭部小脳辺りにあった出血痕(小脳を圧迫して、バランス感覚に影響を与えていた原因)もこれといった問題はなし。
他に新たな梗塞箇所も見受けられないとのことで、現状は特に問題なし。
しかし、運動機能に関係する部位で発生した脳梗塞は、それによって活動しなくなったものとして、黒い影でそこに像として現れている。
この部位は、復活することはなくこのままだそうだ。
つまり、運動機能に後遺症として何らかの不具合が残るということ。
実際、左手で細いものや薄いものを持つことはできるが、ぶら下げる様なことをすると抜け落としてしまったり、鍋の縁だけを持って支える様なことも左手だとうまくできなかったりする。
致命的ではないかもしれないが、明らかな後遺症だ。

感情面でも、止めようもなく悲しみや苛立ちが溢れてくることがある。
目立たないだけで、脳梗塞を患ってしまえば、何らかの後遺症と付き合っていかなければならないことは、避けられないということ。
健常者の様に見えても、身近にも後遺症を持った人がいるかもね。

続く・・・?

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