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『助けぬも助けること』

ここは、回復期リハビリ病棟。

なので、
大抵のことは、
日常生活へのリハビリとして、
可能な限り
自分自身で行うようにすることが
基本となっている。

なので、
何でもかんでも
助けてもらおうとする方には、
少々ぞんざいなことをすることがある。

同じ様なことを
矢継ぎ早に投げかけてくる様なら
流したり無視をしたり、
トイレで車椅子からの移動を
自分である程度立てても
全部やってもらおうとするのを
叱りつけたり、
好奇心先行で、
それ以外には気が回らないのを叱ったり、
リハビリなのか
と思う様なことの方が
多いかもしれない。

これがもし家庭だったら、
すぐに助けて
さっさと終わる様にしてしまうことも
多くなる様に思えるが、
それが
回復を後退させることになりそうだ。

"助ける"のは、
何でもかんでも手を貸すことではなくて、
敢えて促し見守ることも
助けになることがあるのだなと
思うのでした。

続く・・・

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