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『身体の回復と精神的な回復と』

脳梗塞による入院で、身体の機能、動かし方に支障が出て、暫く入院すると筋力、体力が低下するものの、大雑把な物言いではあるけれど、身体は時間と共にほぼほぼ元の状態に回復してくるものだと感じている。
年齢や日常生活での行動などによって、個々の違いはあるとは思う。
身体や動作など目に見えて感じられるものは、回復に向かっていくのだけれど、精神的なことは、身体が回復するに従って病んでいくというか、回復とは逆方向に向かっていく様に感じる。
それは、性格や元々の考え方によるものなのだろうけれど、入院前の流れのまま今に至っているのとは異なって、身体の回復度合いと生活環境に対する自分の関わり方との間に発生するギャップが、申し訳なさや能力の低さなど、自分の劣等感の鮮明度を高めてきて、投げやりな感情ややる気の低下を正当化する考えなど、回復から遠のく精神状態に向かってしまう。
これの行き着く先は、自殺なのではないかと考えたりする。
多くの同様な人にとっては、そんな考えを持つことはないのだろうと思う。
何故なら、家族や仲間など愛し愛される関係性の人達に囲まれていることが、多数を占めると思うからだ。
その様な環境の端っこにかろうじて引っ掛かっているような私であっても、一人二人からのちょっとした温かい言葉や思い、行動などで、度々回復へと舵を切り直すことが、できているからである。
人は、一人で生きていないし、生きていけないと改めて思う。

続く・・・

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