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『気持ちは分かる』

人というものは、
何かが出来る様になったり、
制限が緩和されたりすると、
それまでの
慎重さが解除されて、
はしゃいでしまい
やらかしてしまったり、
リスクへの対処が甘くなって
折角の緩和を台無しにしてしまう
なんてことがあるものです。

リハビリ病棟には、
進行状態に応じた安全管理の為、
患者本人が勝手な行動で
怪我をしないように制限があります。
ベッドから車椅子に自分で移動すること、
車椅子で移動すること、
トイレで用を足すことなど、
事細かに制限されています。

これが少なくなることは、
リハビリの段階が進み、
社会復帰が近づいた
ということになるわけです。

制限が解放された方が、
車椅子からベッドに移動する為に
立ち上がりそのまま
着替えなどが入っている縦型ラックヘ、
物を手にした拍子に
足の踏ん張りが抜けたのか、
その場に
お尻からへたり込んでしまいました。
勢いよく座り込んだ様なものなので、
音こそドスンと
そこそこの大きさでしたが、
特に何処かをぶつけた様子もなく
よかったのですが、
地べたに座った状態から
自力で立ち上がることが出来ない・・・。

本人希望もあってナースコール。

今回は、
医療的なチェックはあったものの
大事にはならなかったので、
穏便に済みそうです。
現状から回復していくのが目的なのに、
それまでを台無しにしかねなかったですが、
一安心です。

続く・・・

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