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『もどかしき我が身』
毎日、歩いて移動するたびに左脚の不具合が、気になってくる。
左足首より先は、触ると感じる感触が、見た目に分かるほど腫れた時のものに似ていて、何か感触が遠いように感じる。
左足をあちこちさすってみると、どうやらアーチ状になっている土踏まず側と指の部分以外は、正常な感触だ。
それと、左足は右足の様に反るほどにつま先を上げることが、何度試してもできない。
手でつま先に手をかけて引いてみても、左足の方が反らない。
この動きの悪さのせいもあってか、傾斜のあるところで左側が坂の下側だと、歩くたびに傾斜の影響で、どんどん坂を下ろうとしてしまう。
先日、急ぐ為に小走りをしてみたら、左脚の力が抜ける様に力が弱くなり、直ぐに走ることができなくなってしまった。
毎日、五千から一万歩強歩く様にしているが、なかなか回復した様な感触を得ることができない。
外から見る分には、不具合を負っている様には見えないらしいので、自分として苛つくし焦りもする。
障害らしい障害も無く退院はしたものの、未だ社会のお荷物の様に自分が感じられ、日暮れとともに気持ちも沈んでいく。
さて、この状態からどう脱したらよいのやら・・・。
一つ言えることは、社会福祉を活用しましょうということ。
プライドなのか、如何なる状況でも社会福祉を活用しない方がいる様だけれど、活用して不安定感を減らしてこその社会復帰だと思う。
助けを得られる時は、素直に助けてもらって、後からそのお返しや誰かを助けることに力を発揮すればいい。
そう考えているから、尚のこと今の自分がもどかしい。
続く・・・
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