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55.めろんパン
もともと食べることが大好きなワタシ
こどもの頃から
お菓子作りを日常的にしていました
学校から帰ってきてもニヘラは夕方まで仕事で不在だったし
祖母が敷地内のどこかにはいるだろうという感じで
家の中はいつもこどもだけでした
最初はホットケーキから始まって
そのうちにお菓子の本を買ってもらい
クッキーやチーズケーキ、ゼリーなど
実力は未熟でけっこう失敗することの方が多かったけれど😂
その甲斐あってか?
高校生になるころにはレベルアップしてきて
人にプレゼントしても問題ないレベルに
妹たちもそれぞれ自由にお菓子を作っていて
お菓子の型なども誰が買ったのか種類豊富に増えていった
就職後は日々忙しすぎて
お菓子作りからは遠のいていたのですが
息子が生まれるとまたお菓子作り熱が上がってきた
息子も何でもよく食べる子だったのでずっとぽっちゃり体形
そのためおやつに甘さ控えめの素朴な感じのものを
よく作るようになった
と同時に
ずっと興味があったけれど難しそうで手を出していなかったパン作りに
興味を持つように
当時は
【こねないパン】のような簡単にできるパンのレシピはなかったし
ニヘラが昔時々作っていたけれど
ずっとこねたり叩いたりしていて本当に大変そうで💦
でも息子もワタシもパンは好きだし
手作りできたらいいなあ・・・と思うようになって
思い切ってホームベーカリーを購入
最初は食パンを焼くだけでしたが段々と物足りなくなり
生地だけを作って色々なお総菜パンを作るように
これはかなり楽しかった
お店で見たパンを真似て作ったり
アンパンマンの顔を作ったり
息子が持ちやすいよう成形を工夫してみたり
手軽にどこでも食べれるし
どんどんパン作りにハマっていった
ある時めろんパンに初挑戦
最初なのでクッキー生地がイマイチだったのか
お店で見るようなめろんパンには当然なれてないけど💦
でもめろんパン以外には見えないでしょって程度💦
味はすごく美味しくて自分好み
大満足
息子も
『わあ♡めろんぱん?』
と喜んでくれた
大きなお皿の上にめろんパンを山盛りにしてテーブルの上においた
仕事から帰ってきたモラオは
すぐにそれに気が付き
一言こう言った
ナニコレ
いやもちろん
ワタシはパン屋さんではないし
パン作りを始めたばかりの素人の主婦
お店で売られている状態のような仕上がりのパンは作れっこない
またいつものとおりだ
モラオは斜め上からでしかモノを見ることができない
そして
自分は作れないくせにそれは棚に上げてけなすことしかできない
手作りしたことがすごいねってことはなく
完璧にできなかったらそれはけなす材料でしかない
今になって思う
モラオは何も作り出すことができない
作りたいとか作ろうとかいう感覚さえ浮かばない
それが
ワタシやセンゴクや叔父たちに触れていると劣等感となって
ワタシに文句やダメ出しをしていたのではないか
お店で売られているような完璧なめろんパン以外は
ばっさりと切り捨てるに値する
そういう感じだったのではないかなぁ・・・と
ずっとめろんパンを見ると嫌な気分になっていたのですが
そういうことだったのかもしれない
と思うことで少し気持ちが落ち着きました☺
余談ではありますが
これに懲りずパン作りは20年以上も続いています
ホームベーカリーに飽きてくると
今度は手ごねパンにはまり
簡単にできるこねないパン
生食パンなども
パン作りはひととおり網羅してきました☺
天然酵母にも手を出し
ホシノからあこ酵母
家にあるあらゆる果物から酵母を起こし
冷蔵庫が酵母だらけという事態にも💦
酵母をはじめると
3日に1度はパンを焼かないといけない事態に追い込まれ
食べるのが追い付かず
当時は人にプレゼントしまくって食べてもらっていました
現在はいったん落ち着き
家で食べるパンがなくなると
食べたいパンを作って焼く
という感じでのんびりとパンと向き合っております
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