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笑顔って癒されるんですね

ESLに通い始めてまだ日が浅いのですが週2回、しかも1回3時間弱の長丁場で正直なところ消耗します。
というより、教室に行くまでにいちいち逡巡があります。
「授業で扱う中学生レベルの文法は理解しているし・・・」とも。
しかし、実際に授業に行くとクラスメンバーのほとんどを占めるメキシコ出身者の皆さんの笑顔に癒されている気がしてきました。
そう感じる理由として思い当たるのは、暮らしの中でこのような場面に出くわすからです。
我が家の近くでは白人ばかりに出会いますが店舗に入ったときの挨拶が「あれ、私だけされない気がする。入店するほかの人(白人ばかり)には友達のように話しかけるのに」と。
もしくはスーパーマーケットのレジでも同なじような”様子”を感じます。
アジア人もほとんど見かけない街なので、もしかしたら「白人以外は皆移民でアジア系アメリカ人(ネイティブスピーカー)が住んでいる」ことに思い至らせることがない環境なのかもしれません。
そして以前も記事に書きましたが、体をかがめて顔を覗き込まれる、わざわざ振り返って顔をじっと見つめられるという経験も少なくありません。

このように日常で違和感を覚えるなかで、やはり人間自身と見た目が似ている人々に囲まれるのは緊張感が和らぐのかもしれません。
以前住んでいた東南アジアの国を再訪する度、空港に到着した時点で”香り”と人のひしめく”音”に安ど感を覚えて「帰ってきたんだ」と胸に熱いものがこみ上げます。日本に帰っても感動しないのですが。

そうやってここアメリカでもメキシコ出身で自身と家族の生活を向上させるためにやってきて努力している人に囲まれ、さらに「あなたの名前を覚えたいから発音をもう一度教えて」とチャーミングな笑顔で言ってくれるクラスメイトにはパワーと癒しをもらっている気がします(スピリチュアル的な意味ではなく)。
ちなみにクラスメイトのスペイン語はとてもやさしい響きで、しかも何人か「声がかわいらしい」人がいて彼らが休み時間に談笑しているのを見るのも楽しいです。
私も休み時間に座っていないで話しかけないと・・・近くの席の人が話しかけてくれたときには盛り上がるのですが、遠慮してしまうこともあり・・・

とにかく、今は英語を学びたいという思いよりクラスメイトと同じ時間を過ごして安らぎたいという気持ちの方が強いです。
クラスメイトに感謝…..ちなみに先生は生徒の誰よりもやる気のある元気でチャーミングな先生です。いや~恵まれています。それを思い出せてよかったです。