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文学少女航海日誌その2 『マニラ沖海戦(ほぼ敗走)』

シリーズ化するかどうか分からないが、前回からの続きである。その前に訂正をひとつ。江戸時代は、鎖国中と記述してしまったが、厳密には徳川三代の時代のあとから、鎖国が始まったらしい。江戸前期のはじまり辺りは、朱印船貿易などで盛んに交易が行われていたようだ。

歴史の勉強不足というか、つい気になって色々と調べてみたが、貿易と共にキリスト教が日本各地に広まり、それを危惧した幕府が様々な禁止政策を行った。それが鎖国へと繋がり、また農民に対する重税と弾圧が重なり『島原の乱』が起きてしまった。

いやはや、歴史の勉強なんてほとんどしていなかったので、今更ながら思い知らされた失態だ。ここに深くお詫び申し上げます。

さて、話は変わって文学少女の航海日誌のパート2である。文学女史こと雲睦ちゃんはというと、むさ苦しい男どもを連れて一路、東南アジアへと進出。そこそこ交易がうまくいって、資金も15万くらいは貯まったであろうか、順調に航路開拓に乗り出したのだが、大きな壁にぶち当たる。

海賊だ。2、3隻の相手ならどうということは無いか、それが4隻も5隻もの艦隊となり、連戦となれば話は別だ。積荷を満載した僚艦は次々と沈むし、修理費と新しい船の買い付けで資金はどんどん減っていった。

おまけに、第二章ではマニラにいる謎の同郷のイケじじいからアジアの特産品を持ってきてね、とお願いされて運搬する始末である。馬鹿みたいに海賊がうようよする海域にだ。特にマニラの港は出入りが難しく、来た当初はマッピングの技能レベルが低く自動航行ができないので、もたもたしているとすぐに海賊に捕まってしまう。

まあ、対抗策はある。逃げるか、旗艦特攻だ。逃げるは読んで字のごとく、僚艦を囮にして、戦闘海域から速やかに脱出すること。船体の損傷は免れられないがら、被害は最小限に留まる。

逆に、旗艦特攻はというと、敵艦隊の旗艦(リーダー)に近接戦を仕掛け、相手乗組員をゼロにする戦法だ。こちらの旗艦の被害は割りと出てしまうが、僚艦の被害は抑えられ、早期決着が狙える。

おまけに、相手の船は手に入らないが、船体のパーツが手に入りそれが高値で売れる。場合によっては新しい船のを作るためにも使える。まあ、私の場合は、今だに船大工がいないので不可能ではあるが。

大航海時代の東南アジアは、ヨーロッパ諸国の支配が強く(特にスペインやポルトガルかな?)、総督府のお偉いさんも欧州人だ。同郷のじじいも同じようなことを言っていた。その為、交易が盛んに行われているので、それを狙う海賊も多く出没する。勘弁していただきたい。

だが、この一体の特産品は目を見張るものばかり。当時のスペインを中心とした欧州が目を付けていただけあって、それらを買い付け漳州や長崎で売りさばくと莫大な利益が手に入る。ハイリスクハイリターンとは、まさにこのこと。

資金が落ち着いたら、ストーリーを進めつつ各地に商人ギルドを設立させ、主要な貿易拠点を中心に投資を行い、港町の発展を狙ってゆく。こう見ると、どうして堺や横浜が発展していたのか、今更ながら分かってきた。良くも悪くも人と物が集まり、活気と熱気でそれらは溢れていたからだ。

次回はパレンバン。インドネシア諸島だ。ところで『ホロライブID』はご存知かな? 私も詳しくは知らないが、あの娘たちも日本の娘たちと負けず劣らず魅力的な娘ばかりで実に素晴らしい。

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