【ゲームレビュー】”Sprawl”いざ集中!未来的バレットタイムFPS

今回は、シングル向けSFレトロFPS、”Sprawl"をプレイしてきたので、こちらの感想をば、書いていきたいと思います。

”錆を感じるサイバーパンク世界”

サイバーパンク、それは明るい蛍光色の世界に限らない。
サイバーパンク世界を舞台にした作品は、サイバーパンク2077をはじめ多数現れているトレンドテーマだ。
夜の世界に煌々としたネオンと巨大建築、空を飛ぶ車、人間と暮らすアンドロイドやサイボーグ達。青を基調とした蛍光色の光の世界。

だが、しかーーーし、サイバーパンクは”青”だけにあらず、九龍城のような錆の香るサイバーパンク世界というのもまた良い!この作品はそんな錆を感じるコンクリート建築とシャッターが立ち並ぶ世界が舞台だ。


連続するウォールラン×バレットタイム

ウォールラン、パルクール要素を含んだゲームにおいて昨今多くなっているシステムの一つだ。壁に張り付くような形で走ることで、全体のスピード感であったり、動きの拡張性、そして何よりカッコイイ。

本作では、ウォールランを戦闘で利用するだけでなく、ルート進行を”ガイド無し”に考えながら使っていくスタイルだ。ガイドが無いというのもまた面白い。それでいて、連続でウォールランを使用できるというシステムが良い。
まさにヤモリ。

そしてこのウォールラン要素にバレットタイムがいい塩梅にマッチしている。他作品でも”Severed Steel”が採用していたが、本作での特徴は、その連続性にある。マトリックスのキアヌ・リーブスもビックリである。
壁を走りながら、敵の頭をバキューン!バキューン!と。
連続キルでエフェクトというのもあったら嬉しかった所ではあるけども、十分な所だ。


”一発一発いざ集中”これに尽きる

FPSなるもの、敵を的確に射貫くことが最も重要なわけだが、そこで難しくなるのが移動とのテンポがマッチしているか、という問題だ。
結論から言えば、本作ではそのテンポ感がいいバランスに仕上がっているのだ。

それを生み出しているのが、連続使用可能な”アドレナリン”だ。これが要はスローモーションにしてくれるやつ。しかもステージ上、敵からもドロップしてくれるので、ドンドン使うことができるのだ。
まさにアドレナリンぶっぱである。

一項としてまとめても良かったのだが、このアドレナリンと武器のマッチングもいい感じだった。
初期武器の”デュアルハンドガン”や”ショットガン”は勿論、特殊武器として後々手に入る”ガトリングガン”と”レールガン”とバレットタイムのマッチが素晴らしい。

…なお私は、ガトリングガンがお気に入り。映画ターミネーターを思わせるデザイン、銃声は必見(^q^)


最後になるが、実はこの作品、ストーリーはステージ内のQRコードで知ることができるのだが、こちらもまた面白い。

てなわけで今回は、ここまで!
2000円以内でしっかり遊べるクオリティの高い1作でございましたm(__)m


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