2024年アメリカ大統領選挙直前レポート
4年に1度のアメリカ大統領選挙の時期がやって来た。アメリカのみならず世界的にも注目されている。4年前に引き続き、アメリカ大統領の模様をレポートすることにしたい。
今回のアメリカ大統領選挙は空前の激戦になりそうな予感。現職のジョー・バイデン大統領(民主党)の審判を問う選挙になるが、共和党の挑戦者がドナルド・トランプ前大統領となりそうなのだ。
アメリカ大統領の任期は2期までと決まっている。従って3期を目指して立候補をすることは出来ない。そのため、元大統領が挑戦するということは極めて稀である。
過去に元大統領が大統領辞職後に大統領選挙に挑戦したのは4例しかない。
そのうち返り咲きに成功したのは22代・24代のクリーブランド大統領のみ。今回トランプ前大統領が返り咲きに成功すれば、132年ぶり2度目の快挙となる。
◆大統領レース立候補者
2024年1月15日の共和党のアイオワ州党員集会を皮切りに、党員集会・予備選挙が全米で行なわれる。今回は民主党はバイデン大統領、共和党はトランプ前大統領という大物が立候補していることもあり、両党とも有力な対立候補に乏しい印象であった。
与党・民主党ではジョー・バイデン大統領(81/ペンシルバニア州)の他に立候補したのは次のような人物がいる。
ディーン・フィリップス下院議員(55/ミネソタ州)。
起業家のジェイソン・パーマー候補(52/メリーランド州)。
作家のマリアンヌ・ウィリアムソン候補(72/テキサス州)。
一方の共和党はドナルド・トランプ前大統領(78/フロリダ州)の他に立候補したのは…。
ロン・デサンティス・フロリダ州知事(46)。
ニッキー・ヘイリー元国連大使(52/サウスカロライナ州)。
エイサ・ハッチンソン前アーカンソー州知事(73)。
インド系の起業家のヴィヴェク・ラスワミ候補(39/オハイオ州)。
牧師・実業家のライアン・ビンクリー候補(56/テキサス州)。
その他、ロバート・ケネディ・ジュニア候補(70/カリフォルニア州)が当初民主党での立候補を表明していたが、2023年10月に無所属からの立候補に変更している。
ケネディ候補はロバート・ケネディ元司法長官の息子。ジョン・F・ケネディ元大統領の甥に当たる。
ケネディ候補は2023年11月の世論調査では、トランプ前大統領38%、バイデン大統領37%に次ぐ21%の支持を集めていた。独立候補としては1992年大統領選で19%の得票を集めたロス・ペロー候補以来の高い支持ということで注目されていた。
◆アイオワ州党員集会
アメリカ大統領選挙の党員集会・予備選挙は1月15日のアイオワ州の党員集会で幕を開けるが、民主党は集会は行なうものの投票は郵送で実施される。そのため、党員集会で候補者が選ばれるのは共和党のみであった。
結果は次の通りとなった。
ロン・サンディス・フロリダ州知事はトランプ前大統領に大きく差をつけられたことから選挙戦からの撤退を表明。4位に終わった起業家のヴィヴェク・ラスワミ候補、代議員を獲得出来なかったエイサ・ハッチンソン・アーカンソー州知事も同じく撤退を表明した。ライアン・ビンクリー候補も代議員は獲得出来なかったが、選挙戦は継続するとした。
◆ニューハンプシャー州予備選挙
アメリカ大統領選挙第2戦としてニューハンプシャー州予備選挙が1月23日行なわれた。ニューハンプシャー州では、全米で最初に予備選挙を開催することになっている。ところが今回、民主党全国委員会は2月3日のサウスカロライナ州予備選挙を最初とすると決定していた。そのため、サウスカロライナ州と日程を巡って対立。ニューハンプシャー州予備選挙は「非公認」となり、本来は33人の代議員も割り当てられないことになった。
ジョー・バイデン大統領もニューハンプシャー州予備選挙への出馬を辞退し、投票用紙に名前が記載されない事態となった。バイデン大統領の支持者は、投票用紙にバイデン大統領の名前を書き込んで投票するよう呼び掛けていた。
結果は次の通り。
名前がなかったにも関わらずバイデン大統領の圧勝となった。
一方の共和党は…。
トランプ大統領がアイオワ州に続いて勝利を挙げたが、ニッキー・ヘイリー元国連大使も健闘した。ヘイリー候補も選挙戦を継続するとしている。今後、どこまで指名争いに踏みとどまれるか…。
◆アメリカ大統領指名争い白熱
民主党の指名争いは2月3日に本格的に幕を開けた。
民主党の予備選挙の結果は次の通りである。
いずれもバイデン大統領の代議員総取りとなった。ここまでの代議員数は、予備選挙が行なわれなかった州も含め449だが、その全てをバイデン大統領が獲得したことになる。ジェイソン・バーマー候補、マリアンヌ・ウィリアムソン候補は代議員を獲得出来なかった。
一方共和党の方は、ドナルド・トランプ前大統領が優位も、ニッキー・ヘイリー元国連大使も健闘している。
2月6日、ネバダ州で共和党予備選挙が実施された。ネバダ州ではこれまでは党員集会が行われていたのだが、ネバダ州議会が2021年に予備選挙への切り替えを決定。ところが州の共和党はこの決定に反発し、トランプ前大統領らは予備選のボイコットを表明していた。そのためニッキー・ヘイリー元国連大使のみが予備選挙の方に立候補していた。
しかしながらヘイリー候補は、「候補者なし」をも下回る結果であった。おそらく、トランプ前大統領を支持する票が「候補者なし」に流れたのであろう。
ミシガン州では予備選挙と党員集会がどちらも行なわれた。
ライアン・ビンクリー候補はミシガン州予備選挙に向けて準備を進めていたが、予備選挙当日に撤退を表明した。
ミズーリ州は候補者の得票のパーセンテージを公表していない。
首都ワシントンDCではニッキー・ヘイリー候補が勝利した。
ここまでの代議員数は次の通り。
◆スーパー・チューズデー
3月5日、アメリカ大統領選挙は最大の山場ともいえる“スーパー・チューズデー”を迎えた。3月第2火曜日に予備選挙・党員集会が集中的に行なわれることからそう呼ばれている。ここで勝利を収めた候補者が、指名獲得に向けて大きく躍進することになる。また、ここで敗北した候補者は勝利できないとして撤退することになることが多いため、その結果はかなり注目される。
共和党は15の州、民主党は15の州とアメリカ領サモアで予備選挙・党員集会が行なわれた。バイデン大統領とトランプ前大統領は指名を確実なものとするために、また他の候補にとっては選挙戦線を生き残るためにもこのスーパー・チューズデーは重要である。果たして、今回はどのような結果となったのか。
民主党の結果は以下の通り。
アメリカ領サモアでジェイソン・パーマー候補が首位となったが、その他の州はすべてバイデン大統領が圧勝だった。
ここまでに獲得した代議員数は次の通り。
バイデン大統領の指名獲得はほぼ確実となった。
一方の共和党の方は。
トランプ大統領がバーモント州以外で圧勝。ニッキー・ヘイリー候補もバーモント州でようやく首位を獲得した。
獲得した代議員数は次の通り。
しかしニッキー・ヘイリー候補は3月6日、選挙戦からの撤退を表明した。最大のライバルの撤退で、共和党もトランプ前大統領の指名獲得がほぼ確実となった。
◆民主党候補者指名確定
民主党、共和党共に候補者はほぼ確定したが、予備選・党員集会はその後も引き続いて行なわれた。
民主党の結果を見ていこう。
ハワイ州ではバイデン大統領が勝利したが、候補者なしも3割の支持を集めた。
米領サモアで首位となったジェイソン・パーマー候補は北マリアナ諸島での得票に期待していたが、わずか4%の得票に終わり、バイデン大統領に差をつけられた。
この時点でバイデン大統領の獲得代議員数は2,028人となり、民主党の代議員の過半数である1,975人を超えた。バイデン大統領が民主党の大統領候補に指名されることが確定した。
オハイオ州ではすでに3月6日に選挙戦から撤退済みのディーン・フィリップス下院議員が代議員3人を獲得している。
アラスカ州では口頭による投票でバイデン大統領が勝利した。
ニューハンプシャー州では1月23日に実施された予備選挙が民主党によって認められなかったため、改めて予備選挙が実施された。
4月15日、ジェイソン・パーマー候補はバイデン大統領支持を表明し実質的に選挙戦からの撤退を表明した。(正式の撤退は5月15日)
残る候補者としてはマリアンヌ・ウィルソン候補がいたが、なかなか代議員の獲得までは至らない。
民主党の獲得代議員数は最終的に次の通りとなった。
◆共和党候補者指名確定
共和党の予備選挙の結果は次の通りである。
この時点でドナルド・トランプ大統領の獲得代議員数は1,237人となり共和党の代議員の過半数である1,215人を超えた。トランプ前大統領が共和党の大統領候補に指名されることが確定した。
既に選挙戦からの撤退を表明しているニッキー・へイリー元国連大使が10%を超える得票を挙げた。
共和党の獲得代議員数は最終的に次の通りとなった。
2024年アメリカ大統領選挙は民主党のジョー・バイデン大統領と、共和党のドナルド・トランプ前大統領の決戦と決まった。81歳のバイデン大統領と78歳のトランプ前大統領は、いずれも後期高齢者。どちらが勝っても史上最高齢当選の記録を更新することになる。
◆第3極候補
日本のマスコミの報道を見ていると、アメリカ大統領選挙にはまるで民主党・共和党の2大政党の候補者しかいないかのような印象を受ける。あにはからんや実際には数多くの候補者が立候補しているのである。今回も既に20人以上もの候補者が名乗りを挙げている。
アメリカ大統領選挙は形式的には間接選挙であるため、候補者は各州に選挙人を用意しなくてはならない。選挙人の数は上院と下院議員の合計議席数と同じであり、最多はカリフォルニア州の55人。最少はアラスカ州やデラウェア州などの3人となっている。しかしながら選挙人を用意するには一定数の有権者の署名を集める必要があるなど、大政党以外にはなかなかハードルが高い。
現時点で全ての州とワシントンDCに選挙人を用意できているのは2大政党の他にはリバタリアン党しかない。
そのリバタリアン党は5月24日~26日の党大会でチェイス・オリバー候補(39/テネシー州)を選出した。
リバタリアン党の候補者が大統領選に当選する可能性は皆無だが、ここ3回の大統領選では常に100万票以上を獲得しており、2大政党の候補者が接戦になった場合は、当落を左右する可能性は考えられる。
選挙人488人の緑の党は2012年と2016年の大統領候補だったジル・スタイン候補(74/マサチューセッツ州)を選出した。
2000年に緑の党から大統領選挙に立候補したラルフ・ネーダー候補は288万票を獲得し結果を大きく左右したとされる。スタイン候補自身も2016年には145万票を獲得している。
当選に必要な選挙人の過半数である270人を用意出来ている候補は他には無所属のロバート・ケネディ・ジュニア候補を含めて5人いる。
選挙人463人の社会主義解放党は社会主義活動家のクラウディア・デ・ラ・クルス候補(42/ニューヨーク州)を擁立した。神学者で牧師でもあり、2003年にはイラク戦争に反対する10代のグループを指揮した。
他にもサウスカロライナ労働者党と平和自由党がデ・ラ・クルス候補を推薦している。
選挙人366人のコーネル・ウェスト候補(71/カリフォルニア州)は哲学者で神学者。
俳優として映画「マトリックス」シリーズに出演したこともある。
選挙人341人のアメリカ連帯党はピーター・ソンスキー候補(62/コネチカット州)。
民主党→共和党を経て2018年よりアメリカ連帯党に所属している。
シヴァ・アヤドゥライ候補(60/マサチューセッツ州)は選挙人361人。インド系アメリカ人の起業家である。
陰謀論家でもあり、10代の頃に電子メールを発明したと主張している。
以下の候補は現時点で当選に必要な選挙人を確保しておらず、一部の州のみでの立候補となっている。
選挙人181人の立憲党(憲法党)は活動家のランドール・テリー候補(65/ニューヨーク州)。
テリー候補は中絶反対運動を行なっており、中絶病院を封鎖したりして何度となく逮捕されている。
選挙人111人の社会主義労働者党はレイチェル・フルーツ候補(75/フロリダ州)。
「ユダヤ人憎悪や虐殺からの避難場所としてイスラエルを守ろう」と主張している。
選挙人128人の社会主義平等党は作家のジョセフ・キショア候補(44/ニューハンプシャー州)。
前回に続いての大統領選出馬となる。企業や銀行の国営化など社会主義体制の樹立を主張している。
選挙人87人のリチャード・ダンカン候補(オハイオ州)。
2016年大統領選にも無所属で立候補し約2万票を獲得。
選挙人109人の立憲党分派はジョエル・スコウセン候補(78/ユタ州)を擁立。
立憲党は4月27日の党大会でランドール・テリー候補を指名していたが、ネバダ州やユタ州の党組織は対立候補だったスコウセン候補を擁立した。
選挙人151人のジェイ・ボウマン候補(ケンタッキー州)。
彼は「常識的な政府」を主張する。彼によるとアメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンは政党の乱立に警告を発していたとのこと。政党は国家を分裂させる可能性があり、政治家は国家の利益よりも政党の利益を優先させているのだという。
選挙人80人の承認投票党はブレイク・フーバー候補(コロラド州)。
選挙人78人の敬虔・真実・正義党は牧師のマティー・プレストン候補(ルイジアナ州)。
選挙人152人のクリス・ギャリティ候補(ニューハンプシャー州)。
選挙人83人のアメリカ社会党はビル・ストッデン候補(インディアナ州)。
選挙人76人の禁酒党はマイケル・ウッド候補(カリフォルニア州)。
選挙人76人のルシファー“ジャスティンケース”エブリーラブ候補(ニューハンプシャー州)。
選挙人86人のアメリカ自由党はローラ・エブケ元ネブラスカ州議会議員(62/ネブラスカ州)。
もともとは共和党で2014年にネブラスカ州議会議員に当選。その後、リバタリアン党に移籍するも2018年選挙で落選。2024年にアメリカ自由党に移籍しての大統領選立候補となる。
選挙人82人のパーティ党は元大学フットボールコーチのロビー・ウェルズ候補(56/ジョージア州)。
2016大統領選には無所属で立候補。2020年は民主党からの出馬を目指した。
選挙人73人の海賊党はバーミン・ラブ・シュプリーム(63/マサチューセッツ州)候補。デラウェア州保守党からの推薦も得ている。
1992年以来毎回のように大統領選に出馬しており、奇抜な政策やパフォーマンスが話題になる。
大統領選挙ではこうした第三極候補の得票にも注目である。
◆トランプ前大統領暗殺未遂
7月13日にペンシルバニア州バトラーで開かれた共和党の集会でドナルド・トランプ前大統領が銃撃された。3名が死傷したものの、トランプ前大統領は弾丸が右耳をかすっただけで命に別状はなかった。トランプ前大統領は群衆に向かって拳を突き上げ「Fight!(戦え!)」と繰り返し叫び、シークレットサービスに囲まれて車まで退避した。
犯人はすぐにシークレットサービスによって射殺されたが、民主党支持者の犯行とも、トランプ前大統領の自作自演ともいろいろ取り沙汰された。トランプ前大統領はこの事件で英雄視され勢いづくことになった。
◆共和党大統領候補決定
7月15日から18日にかけて共和党全国大会がウィスコンシン州ミルウォーキーのファイサーブ・フォーラムにて開催された。ドナルド・トランプが大統領候補、J・D・ヴァンス上院議員(40/オハイオ州)が副大統領候補に正式指名された。
◆バイデン大統領、選挙戦撤退
7月21日、ジョー・バイデン大統領が大統領選での再選を断念し、選挙戦から撤退することを表明した。大統領選途中で現職大統領が撤退するのは1968年のジョンソン大統領以来ということになる。
バイデン大統領は81歳と高齢であり、このところ衰えが目立っていた。北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議でも、ウクライナのゼレンスキー大統領を「プーチン大統領」と紹介したり、ハリス副大統領を「トランプ副大統領」と呼んだりもしている。ひょっとしたら認知症が始まっているのかもしれない。
また、6月下旬のトランプ前大統領とのテレビ討論でも精彩を欠き、民主党内からも撤退を求める声が高まっていた。
バイデン大統領は後任としてカマラ・ハリス副大統領(60/カリフォルニア州)を指名した。
一方のトランプ前大統領は、「今さら誰を擁立しても、同じことの繰り返しだ」と語り語勢を強めた。
8月19日から22日にイリノイ州シカゴのユナイテッドセンターで民主党全国大会が開催され、カマラ・ハリス副大統領を大統領候補に選出した。
副大統領候補に指名されたのはティム・ウォルツ・ミネソタ州知事(60/ミネソタ州)だった。
◆ロバート・ケネディ・ジュニア候補、選挙戦撤退
8月24日、無所属のロバート・ケネディ・ジュニア候補が大統領選挙からの撤退を表明した。ケネディ候補は民主党候補を勝たせないためにトランプ前大統領を支持するとも表明している。
ケネディ候補は一時は20%以上の支持率を得て台風の目とも目されていた。高い知名度もあってトランプ、バイデン両候補に批判的な層の受け皿となっていたと考えられる。それが、ハリス副大統領の後継指名によって支持層の一部が奪われたことで支持率でも低迷していた。8月の調査ではハリス副大統領の46%、トランプ前大統領の45%に対し、ケネディ候補は7%でしかなかった。
果たしてケネディ候補の撤退は選挙戦にどのような影響を与えることになるであろうか。
◆ハリスvsトランプ
注目のアメリカ大統領選挙は11月5日となった。民主党のカマラ・ハリス副大統領vs共和党のドナルド・トランプ前大統領。勝つのは果たしてどちらだろうか。
11月2日の世論調査ではハリス副大統領48.1%、トランプ前大統領48.4%とその差は僅差。どちらが勝ってもおかしくない。
大統領選挙の勝敗を左右するとされる7つの激戦州がある。ペンシルベニア州、ミシガン州、ウィスコンシン州、ノースカロライナ州、ジョージア州、アリゾナ州、ネバダ州。今回もこれらの州が勝敗の鍵を握りそうだ。
このうち最新の世論調査では5つをトランプ副大統領、2つをハリス副大統領がリードしている。しかし、アリゾナとジョージアを除くといずれも2ポイント差となっており、どちらが勝つかは最後まで分からない。当選に必要な選挙人は270人だが、もし仮にこれらの接戦州をトランプ前大統領が取ると選挙人287人となり当選。逆にハリス副大統領が取ると選挙人304人となって当選となる。まだまだアメリカ大統領選挙は最後までもつれそうだ。
遠く離れた日本から、アメリカ大統領が誰になるかを固唾を呑んで見守りたい。