私とハロプロの話 12 コロナ禍の支え

2020年、春。

訳あって4月から転職した会社を1週間で辞めた。
入社して早々、とんでもないブラック会社であることが発覚したのだ。(この話もいつかまた書きたい)

次の仕事が決まるまでの数ヶ月の間、専業主婦になった。

無職になったのは生まれて初めてだったため、本来仕事に行っていた時間に何をすればいいのかがわからなかった。

無職でお金もないし、増してコロナ禍真っ只中のため近所のスーパー以外どこにも行くことができないし、とにかく退屈な毎日。

専業主婦だしどうせなら、と思って家事に力を入れようと思い立ちYouTubeで調べて念入りに掃除や洗濯をしてみたり、ちょっと凝ったご飯を作ってみたり。

私と同じように暇を持て余している地元の友達とテレビ電話をしたり。

運動不足解消のためになんとなく軽い運動をしてみたり。
眠くなったらダラダラしてお昼寝したり。

驚くことに、それでも時間が余った。
仕事がないとこんなに暇なのかと驚いた。
余りにも暇すぎて家の中を訳もなくうろうろ歩き回ったりもした。

そんな時、ふとハロプロのことを思い出した。

そういえば最近また忙しくてあまりチェックできていなかったけど、彼女たちはコロナ禍に入った今どうしているのだろう?

これだけ時間を持て余しているのだから、今こそハロプロを見られるのではないかと思った。

というわけで、久しぶりにハロプロのYouTubeを見てみた。

コロナ禍のため、ハロプロのメンバーたちもリモートであらゆる企画を行なっていた。

メンバーの自宅と思われる場所で各々の特技を披露してくれたり、日頃行っている筋トレを教えてくれたり、リモートで全員でアカペラを披露してくれたり。

ライブや握手会など、オタクたちと触れ合う機会あってこそのお仕事である彼女たちもきっと今後のことなどが不安だろうに、各々工夫しながらオタクたちを楽しませようと頑張って活動してくれていることに感動した。

そして、今まで見たことのないコロナ禍ならではのコンテンツは新鮮で面白かった。

それからは毎日、彼女たちのYouTubeの更新が楽しみで必ず見るようになった。

こうして毎日ハロプロのことをチェックするなんて久しぶりだなあと思った。

自分でも気付いていなかったがコロナ禍の自粛生活で知らないうちに心が疲れていたらしく、ハロプロのYouTubeを見るたびに孤独感が紛れ、ふっと心が軽くなった。

近々メンバーたちはリモートが解除され、ライブを行うことになったと発表があった。
もちろん無観客開催でオタクたちは配信でしか見られないらしい。

無観客のライブとはどんな感じなのか。
コロナ禍ならではのレア案件にワクワクし、私は観ることを決意した。

続く

関係ないけどサーティワンの例のやつ行ってきた。行列はすごかったけど店員さんの手際が良すぎて注文以降はめちゃくちゃ早かった。プロフェッショナルって感じで感動してお店のアンケートにべた褒め投稿してきた。

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