私とハロプロの話 11 推し方はそれぞれ
久しぶりのライブ参戦。
久しぶりのオタクたち。
久しぶりに生で見るハロプロのメンバー。
ハロプロと疎遠になっている今、どんな気持ちで過ごすことになるのだろうと思って心配していたが、びっくりするぐらい楽しかった。
相変わらずハロプロのメンバーは一人ひとりが輝いていて、圧倒的なパフォーマンスを見せてくれた。
私が見に行った公演ではダンスの上手いメンバーたちがバク転なども披露していた。
彼女たちはもはやアイドルというよりパフォーマンス集団だと思った。
心からかっこいいと思った。
久しぶりにオタクたちとともにペンライトを振りながらオイ!オイ!と叫ぶ時間がとても楽しくて、やっぱりハロプロのライブ現場が好きだなあと思った。
友達がファンクラブ先行でちょっといい席を取ってくれていたため間近で見られたのも嬉しかったし、やっぱりファンクラブっていいな…とも感じた。
ライブが終わり、友達と歩きながらグダグダと感想を語り近くの手羽先屋さんへ夕飯を食べに行った。
そこで私は最近の熱量の低さの原因について打ち明けてみた。
愚痴垢というものの存在を知ってしまったこと。
ツイートを見て嫌悪感を覚えつつも、わかると思ってしまう時もあること。
そのあたりから、盲目的に推し活を楽しめなくなってしまったこと、など。
友達も自身の心境を打ち明けてくれた。
友達も愚痴垢の存在を前から知っており、それによって嫌いなメンバーができてしまったらしい。
あえて言わないだけで人にも曲にも好みはある、とのこと。
友達自身も前ほどの熱量はないそうで、私のように自分を責めて葛藤する時期があったという。
「でも、推し方もそれぞれなんだよなーということに気が付いてからはだいぶ楽になったよ。
ハロプロのメンバーと同じで、いろんな人がいていいし、いろんな推し方があっていいんだよ。
どんな熱量だとしてもオタクはオタクだよ!
無理のない範囲で、自分が一番楽しいと思えるような推し方をしていこう、これからもハロプロを好きでいられるようにさ」
そう言って、友達はニコニコと笑った。
このぐらいの楽な気持ちで考えることを忘れてしまっていた。
それは推し活だけでなく、日常を生きることに関しても。
新しい生活になかなか慣れずに忙しくしていた私は、全てにおいて余裕がなかったのだろうと気付いた。
これからはもう少し楽に考えて楽に推していこう、というか楽に生きていこう、そう思えた。
そんな感じでなんとなく心に余裕を持ち、見たい時に見るというスタンスでゆるく楽しくハロプロを応援していた頃、コロナ禍に入った。
続く
関係ないけど華金だからちょっと美味しいピザ屋さんに行った。夫が田舎者丸出しな質問ばかりしていて恥ずかしかった上に会計の時にゴネてさらに恥ずかしかった。夫とご飯はしばらくいいや。
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