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痛みと気付き

1年に1回、多い時は数回、扁桃腺をやられてしまう。

今年は出だしから不調である。
そして今まさに過去1番の扁桃炎に対峙している。
こんな時間にこんな駄文を書いているのは、痛みで寝れないからだ。
ロキソニンも6時間毎しか飲んではダメという縛りを消すか、7時間くらい効く効能にして欲しい。(いや、冗談です。いつもありがとう。)
ただ痛みのシャットアウト力と、即効性はダントツの信頼感だ。
周東右京レベル。


◇色んな気付き◇


扁桃炎になったことが無い人は扁桃炎の辛さを知らないし(知らない方が良い)
花粉症になったことが無い人もまた同じである。
この2つが消え失せるだけで僕の人生は六割増で輝くだろうと思う。

今年は挑戦の1年と決めているので、この2つを消し去ることにも挑戦しようと思う。
扁桃腺は切り落とすし、花粉症は舌下療法に挑む。
今は手始めに後輩から聞いた、【にがり】を舌下に垂らす作戦から始めてみた。

扁桃腺を切り落とすのとは訳が違い、こちらは長丁場。辛抱強く続けるしか策がない。

こんな気付きを得れたこと、これはせめてクソ歴史で終わらない終わらせない為にも、しっかり完治させて、これもエピソードトークの手持ちカードに出来るように自分の中で昇華したいと思っている。

他にも今年は既に色んな気付きがある。


きっかけは子達が野球を習い始めたこと。

自分自身小学生から始め、大学のサークルまで続けた野球。
正直、小学生の時から野球をすることが楽しいと感じたことが少ない。
むしろ苦痛でいつも逃げたかった。
父親がコーチだったし、周りのみんながやってたし、自分は他に特に趣味も無かったし。。
振り返れば全部が全部言い訳の様な中で始めたスポーツだったわけで、そりゃ楽しいなんて感情も湧かない。

小学生の頃のチームは、自分が6年になった時にエース投手が転校してしまい、全敗で最終学年のシーズンを終えた。
過去にも先にも無いだろうな、あんなけ勝てなかった代は。
ただでさえまともに投げれる投手がいない。全員がまともにキャッチボールも出来ない、打てない、走れない。
極め付けにルールもよく分かってないから、味方打者が打った内野ゴロを、味方ランナーが平気で蹴飛ばしアウトになる。
なぜアウトになったのか理由も分からない。
監督もコーチも心底諦めていた様に思う。

なのに高校3年間の地獄の様な野球部は引退まで続けられた。
当時、上級生のイジメがヤバくて、僕らの代は【水を飲むの禁止、ボールを触る練習禁止、理不尽な数の筋トレと走トレ】が毎日。

本当に厳しすぎて、1年生の時に辞めたいと何度も家で泣いた時に、
親から
「野球が嫌いなら、辞めなさい。好きなら歯を食いしばってでも最後までやり遂げなさい。」
と言われた。
でも3年間、あんなに嫌いで仕方ないはずの野球を辞めれなかった。

今でも好きだったのかと言われると分からない。
たいしてうまくも無かった癖に、自分の居場所が野球しかなくて、それを失うのが怖かっただけかもしれないし、未だにそれは明確な解がない。

話は戻って、子達がその野球界に飛び込んで来た。
↑まるで僕が野球界側の人間面の様な言い草だが、少しかじり尽くした一員としては、嬉しい様な怖い様な何とも言えない感覚があるのだ。


全てのことは「何のためにやっているか」と「純粋にそれを楽しむこと」のバランスが大切なんでは?


野球は皆さんご存知、未だ日本国内では減ったとはいえ、競技人口の多いスポーツである。

プロを目指すには、昔よりチーム(独立リーグ含む)は増えたとはいえ、競技人口からしたら至難の業だ。

まあ親としては、どうせやるならプロになって欲しいなぁー。なんて身勝手な夢を描きつつも、その為には自分が通ってきたよりも何百倍も厳しい道のりを子達が通らないと実現不可なのか。
とこれまた勝手な憶測で妄想を膨らませてしまう。

先日初めての練習があり見学に行った。
すると子達はびっくりするほどの笑顔で野球をしていた。
たまたま入ったチームが強豪で、昔から入部している子が多く、僕からみても超絶レベルが高いチームだった。
その中にあって、当たり前だが、子達はまだまだ実力不足である。
キャッチボールもままならない。当然だ。

親の自分が怯んでいるのに、子達は驚くほど楽しそうな顔で野球に向き合っていた。

ふと先日のWBCの日本選手たちの優勝後のコメントが頭をよぎった。

「野球がこんなに楽しいものだったということを改めて思い出せました。」

そんな内容のコメントである。


自分の姿勢が恥ずかしくなり、情けなさで心が痛くなった。


「何のためにこれをやるの?」

という大人目線の現実主義者に成り下がっていたからだ。
野球なんてほんの一握りしかプロになれないのに、どうせなら色んなことやるか、他のスポーツも習ってからホンマに野球したいなら決めたらいいのに!
とか、やけに現実主義を振りかざそうとし過ぎていたのだ。

子達は自分の所有物でもないし、自分の思い描いたレールだけを走らせる電車でもない。
自分がそんな風にされるのが嫌だったのに、いつの間にか自分がそう仕向けようとする大人になっていたのだ。

プロの選手達ですらいつしか忘れてしまう、
「純粋に楽しむ」
という感覚。
大谷選手は確かに本当に楽しそうにプレーをしていた。
だから多くの人が惹かれ、一緒にプレーしていた選手にまでその気持ちが伝播したのだろう。
もちろん、あの緊張感やチームワーク、そうした要素も合わせ技なのだろうが、なによりも中心選手で世界のMVPになった選手があそこまで野球を楽しもうとする探求者であられたら、他の選手たちは自ずと自分の気持ちごと持っていかれることだろうと思う。

話は逸れたが、子達の今のこの気持ちがずっと続いて欲しいなと思った。
きっとこれから自分自身も感じたことのある、嫌な気持ちや悲しい気持ち、楽しく無くなる瞬間と合間見えるかもしれないが、この初心をなんとか忘れず、自分がやり切りたい所まで全力で怪我なく駆け抜けて欲しい。

そう心から思ったと同時に、自分自身もそれをきちんと後押ししつつも、
野球という【チームスポーツ】に足を踏み込んだことで知っておくと役立つことについても、要所要所で子達と話していけたら嬉しいなと思った。

チームスポーツの良さは、個人競技には無い、
・助け合い
・補い合い

だと思う。

誰かのミスを責めるのではなく、みんなで次に起こらない様にするにはどうしたらよいか話してみるという前向きな姿勢を実践して学ぶこと。

自分の短所をチームに補ってもらい、自分の長所でチームに貢献する。


社会に出たらきっと君ら2人の血肉になるよ。
本当に感慨深いことを父に教えてくれてありがとう。

もしかしたら自分の両親もそんなことを昔、当時の僕を見ながら少しは感じてくれていたのかなぁ。
なんてことも思うと、少し感慨深い春の夜なわけで。

そろそろロキソニンが効いてきたので、寝ます!www


◆最後に御礼◆

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