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手帳も読書も、高スペックを追い求めるのは逆に遠回り。

手帳大好きなわたしですが、本も同じくらい大好きです。

独身時代、書店で働いていたこともあり、たくさんの読書好きと関わってきました。

最近ふと、気づいたんです。
本も手帳も、初心者のつまづくポイントが似ていると。

その共通しているポイントとは

\ 失敗したくないと思っていること /

若い頃、ベストセラーになっている新書を買いまして
売れているから面白い本だろうと中を見ずにレジに持って行ってしまったんですね。
びっくりするくらいつまらなくて、学生の貴重な1000円は「面白くなかった」という感想とともに散りました。

世間の大多数が面白いと思っても、自分が面白いと思えなかったら嫌じゃないですか。
できるだけ面白い本を買って読みたいし、できるだけ使い勝手のいい自分に合った手帳を買って使いたいじゃないですか。

大人になって、目利き能力も多少上がりました。
でもそれ以上に分割して考えられるようになったのが大きい。

たとえば
本なら、ストーリーは普通だけどキャラクターが好き。
前半はためになったけど、後半は知ってることばかり書いてあったな。

とか

完璧じゃないことを悲しむんじゃなくて、部分的に愛することができるようになったんですよね。

手帳なら
紙質は好きだけどサイズがちょっと……
見た目は気に入ってるけど手間がかかるな

とか

サイズが合わないなら家置き用として使おう
カスタムしてみたり、似たような手帳をオーダーできないかな

とかとか

完璧じゃなくても悲しまない。
良いところを探して楽しみ、合わないところは気にしないか次回に生かそう。

こういう心持ちで楽しんでいくのがゆるく長くおつき合いできるコツ。


なんというか、人間関係みたいですね。
苦手な部分もあるけど、総合的に見て好き。
もしくは短所がかすむような圧倒的ドンピシャ長所があるとか。

手帳は完璧を求めずにおつき合いしていれば
そのうち運命の一冊に出会うかもしれないし、苦手だった部分が味になってけっこういいじゃんってなるかもしれない。

本だって、人生3周しても読み切れない量の本があるんだもん。
一回の失敗で読書そのものを苦手になってほしくない。

読書も手帳もすごく楽しいんだもん。

合わないところがあってもその部分はちょいと横に置いてあげて。
その優しさはきっと自分に返ってくるよと思うのです。

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