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散歩シストたちへ

皆さま、散歩はお好きですか?


僕は結構昔から散歩が好きです。昔は「散歩て笑」と笑われがちな趣味でしたが、20歳超えたあたりから徐々に散歩好きの人口が増えた気がするんですよね。同じ笑いでも当時とは違い「散歩いいよね」と共感の笑みを貰うようになりました。

そんなときにあることに気づきました。
今日はそれについて書きます。


散歩の話題になると必ず出る質問が、
「どれぐらい歩くの?」
です。散歩シスト(散歩好きの総称、僕が命名しました、今)の皆さまはうんざりするぐらい言われてきたことでしょう。


ここからが本題です。
それになんて答えますか?


この答え方が2つに分かれることに気づきました。
「距離で答える人」と「時間で答える人」です。


この答え方の違いでどう捉えて散歩をしているのか、がわかります。


まず距離で答える人。
距離で答える人は
『歩くという行為そのものを目的としている散歩シスト』だと考えます。

運動不足の改善やダイエットなど歩くこと自体を目的としている、つまり事前にどれぐらい歩くか計画立てている人がこのタイプなのかなと。

たとえば無策に歩き回っていたらたまたま有名なスポットに辿り着いたとして、スタート地点からそのスポットまで5キロの距離があっても散歩は往復の前提なので10キロ歩くことになります。
無策に歩く人は往復の距離よりも有名なスポットにたまたま辿り着いたイメージの方が強いため、その日に「今日はどれぐらい歩いたの?」と聞かれても「10キロかな」と答える人は少ないと思います。

事前に歩く距離の計画を立てる人の場合はハナからそのスポットめがけて歩き出すので、往復分の歩行距離まで頭に入れたまま歩きます。だからその日に「今日はどれぐらい歩いたの?」と聞かれると「10キロかな」と答えるのではないかと思うのです。


ここで出てきた無策に歩く人
これが「時間で答える人」なのかなと。
『別の目的を遂行する際に身体が行う動きとして徒歩がある散歩シスト』
…ややこしいな。

つまり時間の使い方のひとつとして、音楽を聞いたり考え事をしたりなんかする時間に行う行動として散歩があるタイプなのかなと。

たとえば景色を見ながら音楽を聴くのが好きな人。窓からずっと変わらない景色を見続けるのもいいですが、歩けば見える世界も変わるので「変わりゆく景色を見ながらのんびり音楽を聴きたい」という目的を遂行するため必然的に散歩をすることになるのです。

こういう人は事前に散歩の計画は立てません。立てるとしたら「1時間ぐらい歩くか」ぐらいでしょう。行く方向も目的地もないです。
散歩という時間を使って目的を達成するためだからです。
もちろんこの裏に「物事を計画立てるタイプか、直感で動くタイプか」の心理が隠れているかと言われれば、そんなことは思います。だって、別の計画について考えるために散歩を行なう人もいるだろうから。

同じ散歩シストでも、捉え方が違うのかなと思ったまでです。全て個人的見解です。
そして、結局みんな歩くのが好きなので、どっちが良い悪いはないんですけどね。

ってのを僕は1時間ぐらい歩きながら考えていました。曲を聴きながら。街並や空なんか見たりして。

そんな僕から音楽をプレゼント。
「コインランドリーデート」TOMOVSKY

TOMOVSKYには「散歩のための散歩」という曲もあるのですが、僕はこっちの曲の方が合うと思う。ぜひ。


追記:
ときどき「歩数で答える人」もいます。
これはどちらのタイプにもいると思います。
歩数は最初から図れるものではないというか、歩いた結果でしかないと思うので。
あと玄人向きです。1万歩歩いたと言われて時間や距離に瞬時に当てはめられる人は、かなり上級の散歩シストですよ。

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