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「天気予報」というものが存在する「たったひとつ」の理由

現在絶賛放送中のNHKの朝ドラ「おかえりモネ」

気象予報士を目指す女子のお話なのですが、その主人公が、伝説の牡蠣漁師の孫娘という設定で、しかもクロックスを履いている…

牡蠣…天気…クロックス…しかもNHK…御縁を感じすぎて…でもまだ一回も見てません

あ、おはようございます、あのカキの人と申します「たのしい・おいしい・環境対策」などということを信条に環境デザイナーという仕事をしておりまして…気候変動や温暖化などなどお天気は切ってもきれない関係なのでございます

さて本題…「天気予報」というものが存在する理由は今も昔も「たったひとつ」それは・・・

その答えも含め「天気予報(気象予報)」についてとてもわかりやすいマンガがあるんですよね☟

おもしろくてタメになる…もう「この漫画を読んで!」で終わりでいいのですが、そこは僕の研究と結びつけさせてください

古くは「雨が降るか降らないか」を予測できるだけで「女王」古くは「神」に成れた時代もあった…卑弥呼さんはお天気お姉さんだったらしい

雨が降るのを予報しただけなのに、民衆は「彼女が雨を降らした!」と錯覚したわけです

彼女はなんらかの方法で事前に「雨が降る」ことを予測することができた

そのおかげで災害を事前に知ることができるなど尊敬を超えて崇め奉られた…

そんなのもう現代では通用しないでしょ?
天気予報も気象予報士も、すべて解明されて特殊能力でもなんでもないのだから

ところがそうでもないんですよ
いまだに地震は予報できていないですよね?

仮に「科学的に解明され再現性のあるもの」を「予報」と呼び

「解明されていない(非科学的)」魔力だとか超能力だとか勘だとかに属するものを「予言」と呼ぶとしませう

毎年「さくら前線」が発表されて、南からどんどん「桜」が開花していくのを知ることができる

つまりは自分の「目の前の桜」がいつ頃咲くか、いまでは簡単に知ることができるわけです

これは科学的手法に基づいた「予報」です

さすがに「桜前線」を知らない人はいないと思うので  

「あの桜、明日咲くよ」と予言したところで「さくら前線の予報でもみたんでしょ」で片づけられてしまう

ところがね、ここからがポイントなのですが「人類は自分のみたいものしかみない」という性質があります

正確には膨大な情報から「自分が生き延びるのに必要な情報」を脳…つまりは本能が勝手に取捨選択してしまう

皆さんも日々、なにかしら仕事に追われてますよね?

その目の前の仕事以外のことは、スマホで知るくらいでしょうか

牡蠣の生産者にとって「嵐が来る」とか「いきなり海水温があがる」とかそういう「気象情報」は生命線です

せっかく育てた牡蠣がすべて死んでしまうという死活問題なので

なのに観ることができるは目の前の「スマホ」か「テレビ」の天気予報、良くて漁協から届く特定エリアの天気予報(有料)くらいなもん

(あまり知られてないことですが、気象予報会社がなにでビジネスしているかというと、全国の天気予報をできるだけ正確に当たること信頼性やブランド価値を高め、この「特定エリアの天気予報」を売ってるんです)

仮に牡蠣生産者がその程度の「目の前」の情報と「昔ながらの勘」で天気を予想しており多忙で周りをゆっくり観る余裕がなかったとしたら、予報を予言に変えるチャンスなのです

木だけではなく森をみろ
とはよく言いますけどね、日々の生活に追われてると観てる暇なんてなかったりする

「さくら前線」ってのはまさにこれで、目の前の桜をいくら観ていても、蕾がパンパンになる前にいつ咲くかの予測は難しいですが、

隣町の、いやもっと南の町の桜が咲いたかどうかを知ることができたらわかるわけです

僕の場合は、この気象のロジックを知っているし、いまはネットで気軽に地域→国→世界→地球上のすべての気象状況をみることができる

で、多忙な生産者の代わりに「嵐が来ますよ」とか「海水温が上がりますよ」という予報を耳うちしてサポートしてあげるわけです

そのひとつの湾…そのひとりの生産者のために、地球上のあらゆる気象状況から、そのエリアの「天気予報」をすることが意外と簡単にできる…下手するとスマホ一台あればできるわけです

そうこうしているうちに、牡蠣生産者の方から信頼され頼られるようになる…天気…気候…気候変動…2010年以降「史上初」な異常気象が続いている

その情報ひとつの差で牡蠣が全部死んでしまったりすることもある…牡蠣生産者にとっては死活問題

その牡蠣生産者にとって「天気を耳うちするだけの僕」が「神」に感じることもあるかもしれません

天気予報ってスゴいですね

というわけで「天気予報」というものが存在する「たったひとつ」の理由ですが…やっぱりこのマンガを読んでもらうのが一番…この作者さんのさらなる活躍が人類を救う!かもしれないですし☟

本日もご拝読感謝

また牡蠣の人オンラインラボでお逢いしませう❣セカウマーーックス🤠

こちらの記事は2020年6月11日にこちらのセカウマックス倶楽部の特典のひとつ「あの牡蠣の人のオンラインラボ」にて投稿されたものです

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