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愛するということ

愛されるということは、ありのままの自分をそのまま受け入れてもらうことだと思っていた。
では、愛するということは?

自分がされたいと思ったことを相手にするというのなら…
ありのままの相手をそのまま受け入れることになる。
嫌味っぽい言い方も?
家事を手伝わないことも?
ルッキズムなところも?

いやだいやだ。
夫の良いところもたくさんあるけど、これは夫の嫌なところで受け入れたくないことだ。

夫は私に「ありのままの私を受け入れて」なんて傲慢だと言う。

じゃあ愛し合うってなんなんだ?
性格の悪い、幼稚な私にはさっぱりわからない。

友達には嫌われたくないし、お互い気持ちよくいられるために相手に気を遣ったり、無理のない範囲で自分を偽ったり色々気を付けている。
それは思春期の頃にさすがに学んだ人間関係で必要なことだ。

でもたった一人のパートナーの前くらいありのままでいさせて欲しい。

そのままの自分たち同士で一緒にいて最高!な相手を見つけれらなかった私が悪いのかな?

そんな相手いないよ。

愛するということは技術なんだよ。思いやりなんだよ。

昔誰かが言っていた言葉を思い出す。

母親が子供を大切にする愛とパートナーを想う愛は違うんだ。

エーリッヒフロムの「愛するということ」という本が実家の子供部屋の本棚に眠っているはず。

本当は分かっているんだ。
そのままの自分はなかなにひどい奴だって。
ありのままの私を言い訳にして、自己中心的な傲慢さをぶつけているって。
もちろん夫も完璧じゃないけどさ。



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