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幸せを受け止めること変化すること
今の生活が、幸せだなぁと思うことがよくある。主に歩きながら。
私は歩きながら考え事をするのがとても好きで、歩いている時の考えはとっても冷静で穏やかになることが多いような気がする。
でも、この幸せって本当に100%な完璧なものではないのです。
私は、人生で特別に大切にしているものが二つあって、一つは読書でもう一つは旅。
去年一年弱旅をして、ますます旅の魅力に引き込まれた私は20代最後の長期旅を秋から半年ほど期限を決めてする予定。そして、帰ってきてから、もう一つの好きなこと読書にかかわる仕事をしたくて、国語の先生になるために今は非常勤講師をしながら、採用試験の勉強をしている。夏の試験を受けて、旅から帰ってきて本採用で次の年から働くことが理想です。
(ちなみに一昨年までは新卒で出版の営業の仕事をしており、その頃も読書にかかわる仕事をしていたけれど、いろいろと悩んだ結果、国語科の教員として読書にかかわる仕事のほうが自分に合っていると思った。)
非常勤講師という立場のため、仕事はフルタイムではないから、余裕な時間が多い。
文章を書いたり、趣味の英会話を勉強したり、フェイスブックなんかで募集しているイベントに参加したり、友人と会ったりしている。
だいたい週に二回くらいは人に会って飲み会や食事会をしている。
両親は健在で、家族は仲が良い。ただ、かなり田舎が実家だから、色々と不便のため、一人暮らしをしている。とはいえ、半年後に旅立つ関係で友人の紹介で入居させてもらった設備はそんなにしっかりしていないが安いシェアハウスに住んでいて、程よい距離感の同居人たちとゆるい生活をしている。
このゆったりとした生活は、私にとってとても幸せだなぁと思う。
特に働きすぎないこと。将来就きたい専門職の準備が出来ていること。友達との時間が楽しいこと。家族が健康なこと。それなりに新しい刺激があること。考え事がゆっくりできたり、おいしい手料理を作ったりできる時間があること。半年後にとびっきりの楽しみが待っていること。
歩きながらよく噛みしめる。
でも、同時に、見方を変えると私のこの生活は不幸せに映るのだとも思う。
まず、私の職業は非常勤講師であり、アルバイトみたいなものです。
そして、そのため収入はかなり少ない。今の生活で貯金はほとんどできない。ただ前職の営業時代の貯金を切り崩さずにはいられそう。
将来、教員の正規職員になれる保証はない。
また、その仕事が自分に本当に合うのかこの段階で断言できないのも不安な点。
それから、私は一年前に恋人と別れて以来、特定の恋人がいない。
現在27歳で友人はどんどん結婚しているので不安だなと思う。
人によってはこの二つが欠けていることを人生における大きな問題だと思うかもしれない。
なぜなら、仕事と結婚というキーワードは一般的に人生において非常によく聞く言葉だから。
でも、今の私にとってはここが欠けていることよりも、今の生活を幸せだなぁと満ち足りるだけの心の余裕がある。
これは本当に幸いなことだと冷静に思う。
満ち足りることを知らない人は、感謝できない人は、永遠に幸福になれないだろうから。
でも、忘れてはならないことがあって、それは「年齢によって価値観=生活や人生において重要なものは変わる」ということだ。
今の私の年齢では重要なことや重要でないことが、きっと5年後には変化している。
友達とのランチや趣味でつながった友人たちとの楽しい飲み会もきっと変わらず大切に思うけど、自分の家族を持つ幸せをうらやましいと思う日が来るだろう。両親が他界することになれば、尚更だ。
今は貯金できない程度の収入だけど、やりがいのある仕事、適度な余暇に満足しているけど、年齢を重ねたら貯金の重要性をしみじみと感じるだろう。
幸せの形が変わることを恐れて、今の幸せを享受できなくなる。
そんな私になるつもりはない。
でも、それでもやっぱりきちんと未来を見据えよう。
人は変化しないではいられないのだから。
違う形の幸せを、年齢に合わせて模索していく。それが生きるということだ。
と思うのです。
かなり、自分の身の上話になってしまって恐縮です。
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