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「カードゲーム」が人生を変えた

はじめに

こんばんは。

世の中っていろんな娯楽に溢れてますよね?

スポーツ、漫画や小説、テレビゲーム、、、そして今回主役のカードゲーム。

一般にカードゲームと聞くとトランプやUNOといった一般的に遊ばれている物や、様々なイラストが描かれたTCG(トレーディングカードゲーム)、DCG(デジタルカードゲーム)などが挙げられる。

僕は小学生の頃から多くのTCGにハマってきました。遊戯王やポケモンカードゲームにドハマりして、親にパックを買ってもらっていた。キラキラ光るレアカードが当たった時は一喜一憂してそのゲーム自体を純粋に楽しんでいた。

そんな私に転機が訪れた。「バトルスピリッツ(以下バトスピ)」の登場だ。

バトスピとの出会い

当時小学生だった私はアニメの世界観やゲームシステムに惚れてしまい、スターターデッキも購入してルールもあんまり分かってない中、父親や妹も巻き込んでルールを教えてとりあえず遊んでいた。(今考えたらクソ迷惑ですね。嫌々でも付き合ってくれた父親と妹には感謝です。)

「チャンピオンシップ」と呼ばれる大きな大会にも中学生に上がるくらいの時に初めて行った。そこでは同じ平等のルールの下、老若男女問わず夢中になって楽しんでいる人達を見た。

今思えば、「大人になっても何かに夢中になって楽しむことが出来る。打ち込む趣味がある。」って本当に素晴らしい事だ。

なんだかんだでずるずる中学の同級生や後輩とたまに集まっては遊んで、カードを交換したりパックを開けて自慢したりと、かけがえのない時間を過ごした。

暗黒期

そして高校時代。クラスで馴染めず、孤独になった。「なんで学校に行かないといけないんだろう。なんでこんな辛い想いをしないといけないんだろう。」そう思いながら学校に行ったり、時には仮病で休んだりした。親とも何度もぶつかった。泣かせてしまった事もあった。勉強も段々出来なくなり、テストで赤点を取ってまた怒られる。暗い部屋の中でずっともがいていた。どんなにもがいても結果はよくならなかった。半不登校レベル、若干鬱っぽい時期もあった。

新たな出会い

そんな高校時代だったが、バトスピだけはずっと続けていた。高校1年生になって初めて持ったスマートフォン。ある時YouTubeを見ていると同じバトスピをやっている仲間同士でのLINEグループがある事を知った。勇気をもって声をかけ、そのグループに入れてもらえることになった。

同じ趣味について熱く語り合う姿。芽生える仲間意識。傍から見ると恥ずかしいように思えるが、当時の私にとっては理想郷で、心の拠り所だった。

お金がないながらも遠征に行き、LINEのグループで知った人達と実際に会ったりすることもあった。大きな大会に一緒に出て美味い飯を食らう。本当に楽しかった。

カードゲームは実際に目の前に対戦相手がいて、試合開始の「よろしくお願いします」から終わった時の「ありがとうございました」まで話す(互いにプレイをする)ことになる。感想戦をする際はいろいろと記憶を呼び起こしながらあーだこーだと話し合う。

老若男女を問わずいろんな人達と話したことで挨拶の大切さやコミュニケーション能力も培われた。ここまで幅が広い人達と実際に話せる機会がある趣味というのは早々ないものだと思う。

辛かった高校時代を乗り越えられたのも、楽しい大学生活を送れたのもバトスピを通して出会った彼、彼女らとの出会いが一番大きいだろう。疎遠になった人も多いが、今でも関係が続いている人も多い。昔はソフドリを飲んでいたが、今では酒を酌み交わす・・・。エモいなぁ・・・。

別に僕はバトスピで何か成果を残したわけでもない。優勝とかそういった経歴は何もない。でも明らかに人生の中で見ると大きな成果は得られた。かけがえのない友人と人と接するためのコミュニケーション能力を身につけることが出来た。いろんな人と話したことで、自分に自信を持つことが出来た。これだけの事が得られたなら他に言うことはないだろう。

まとめ

カードゲームは性質上、「そんなんやってるん(笑)」と言われることが多い。人の価値観は人それぞれだから、否定するつもりは毛頭ない。だが、ゲームによって救われた人も私含めて少なからずいるという事は知ってほしいと思い、今回この記事を書いた。

何事にも言えるが、物事を悪い面ばかりで評価するのではなく、良い面も見て公平に評価してほしい。

「カードゲームが趣味です」

この言葉を胸を張って言えずとも、軽い話のネタくらいになる時代が来ればええなぁ。


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