疲れること　その１

私は昔から感受性が高い方なのですが、感受性が高いって生きづらいです。

まず他者の感情に左右される。

家族と一緒にいても友達と一緒にいてもそうです。
うちの家族は特に、感情によって態度が変わりやすい人が多く…

弟や父親なんかは学校や仕事で疲れて帰ってくると大抵不機嫌。
彼らはイライラしているとバタンバタンと音を立てるのが普通...。
朝なんか酷いです。
ぶっすり黙ってちゃかちゃか動くので、私はオロオロして萎縮してしまいます。

私みたいな人間は、ちょっとしたことで一喜一憂してしまうんですよね。
昔よく学校で先生に言われたんです。
「テストの結果で一喜一憂するな」って。
でも、それって中々難しくないですか？
私は学生時代、勉強に必死でした。
いい点を取らないといけない。
そうしないと親に認めてもらえない。
そう思っていたのです。

だから尚更しますよね。一喜一憂。
というか、そういう喜びとか悔しさみたいなものがバネになって、自分の自信になる或いはもっと頑張ろうという気になるんじゃないでしょうか。
先生はきっと、「重く受け止めすぎるな」という意味で言ったんでしょうが...。
しかし、それならそう言うべきですよ。
言葉の使い方が間違っている。

そういうのはこの社会に出ても感じていました。
薄情者でないと生きていけない世界だと思うんです。
例えば、バス。
現金で払うとき、10円玉が足りない。両替は信号で止まったときにしろと言われる。
だけど、私はそれ一つに勇気が要るんです。
いざ信号で止まっても、いつ動き出すかわからない。
信号が青になったとき、まだ私が両替中で立っていて出発できなかったら迷惑をかけてしまう。
そうでなくても、両替に立ち上がるのに、周囲の人々の目が気になるんです。

だから私には、両替一つでも二重三重にも乗り越えなければいけない関門があるわけです。

で、今日のメインはここからなんですが

私、マッチングアプリをしているんです。
あまりに現実に出会いがないから。
でもね、マッチングアプリって、少々残酷だなと思うんです。

例えばタップルというアプリがあります。
タップルではこちらから、もしくは向こうからいいねをして、お互い　いいね　をするとマッチング。初めてメッセージのやり取りができるようになります。

そのマッチングが完了したあとでも、ブロックという方法があります。
このブロックをすると、(おそらく)もう二度とその人は「こういう人がいますよ一覧」に出なくなります。
自分で、マッチングをした人の履歴を見ることができるのですが、ブロックされるとマッチング履歴で退会済みという表示になります。
それはいいのですが、ブロックされるとメッセージの一覧からその人とのトークルームが消えるからすぐわかるんですね。

で、最近幾度もモヤモヤしたのは下記のこと。
マッチングアプリでは同時に数人とやり取りをしている場合が多いので、マッチングしてもほっぽらかしなんてよくあります。
で、結局一度もメッセージのやり取りをしないまま他の人と付き合うことになってブロック…なんてザラです。
まあそういうのはまだいいんです。
一度もやり取りがないんですから。

でもね、二言三言やり取りした相手に急にブロックされるのって、結構キツイんですよね...。
こっちから嫌味を言ったりした場合はわかります。
そう仕向けたんだから。
でも、それもないのにブロックって結構キツイですよ。
まあ、それも他にもっと気の合う人を見つけたからブロック　ということなんでしょうが...。

もっとキツイのは数え切れないくらいやり取りをした相手に、実際に会ったあと何も言わずにブロックされること！
これはたまらないですよ。
せめて一言欲しいです。
「合わないと思ったのでゴメンナサイ」
とか。

それはそれでショックですよ？
でも、何も言わずに関係を切られるよりも余程誠実なんじゃないでしょうか。
人間としての価値の問題です。
彼ら彼女らには、相手に対する敬意が足りないんですよ。
自分の益にならないと思ったら、傲慢に何も言わずに去っていく。
それは優しさじゃない。

ホント、生きづらいです。
感受性の高い私には。
他人に気を遣うのが当たり前になりすぎて、他者の傲慢さに悲しくなってしまう。
私は、この薄情な世界で生きるのは向いていないのかもしれません。