【note】text FP相談

というものを実は昨年からやっている。仕組みは単純で、相談者がサイトに相談内容を書いて、それに回答するというやつ。相談内容は多岐にわたるけれど、まぁ半分ぐらいは、FP相談というより愚痴というかそういうもの。なので、すべてに回答しているわけでなく、私が答えられる相談に限定している。

それで、転職するしない相談というものがいくつかある。私はIT業界(正確には金融業界のIT部門)出身なんで、業界の状況は少しばかり知っている。今も情報は入ってくる。なので、結構具体的に回答している。もちろん、企業名などは出さないけれど。

あと多いのは、扶養の範囲内で働きたいって話とか副業の話。副業は、「勤務先にバレない方法」なんてのが多い。一応、方法は知っているけれど、倫理的コンプライアンス的に微妙だと思うので、回答していない。扶養の範囲内ってのには、基本一般論に限定している。または、扶養に拘らない考えもあるよという回答もしている。

相続も多いかな。やっぱり相続税を気にしている人が多いけれど、実際の課税対象は10%にも満たない。それよりも手続きで揉めることが多い。富裕層とかは、ちゃんと対策を打ってるからあまり揉めないけれど、中途半端に財産があるケースが揉める。

確定申告の方法が判らない。そんなの経験しないと判らない。しかし、「素人にも解りやすく」なんて言ってもそんなのはお近くの税理士さんにお尋ねください(そういう風には回答しないけれど)です。まぁ、証券投資関係は、シンプルなので特定口座であれば、こうです。NISAだと申告は不要です。一般口座は取得価格の計算が大変です。みたいな一般論に限定して回答しています。

投資したいが、リスクが怖い、ノーリスクでハイリターンな商品を紹介してほしい…ハイリターンを得ている人はリスクを取っているんだけれどね。リスク許容度をある程度明示している(イメージできている)人には、ある程度スタンス的な回答をしている。まぁ、預貯金は超低金利なので、投資しなければという気持ちもわかるけれど、こっちも素人にも解りやすくってのが来ているけれど、それはセミナーに行った方が良いと思う。なんか営業掛けられそうとか言ってるけれど、どっかでリスク取らないとリターンなんて得られないのは、投資の世界だけではない。

老後資金2,000万円の相談も多かった。でもそれって、昭和61年から言われてたことだし、そのために「個人年金保険料控除」ってのが存在しているし、私が高校生の時に自助努力が必要だよってのは、知っていた。あっ因みに私は汎愛高校出身(つまり進学校でないよって言いたい)で、父親は小さな町工場…マネーリテラシーが高いどころかまったくない。けれど知っていた。ちゃんと世の中をチェックしておけば、色々情報は提供されていたのに、知らなかったのに、政府が悪いとか言って他責にしている人の多いこと。どういうスタンスなのかによって回答するしないを判断していますが、ちゃんと認識していて、このやり方で間違ってないか?という相談にはちゃんと回答をしています。


節約法や家計簿の質問もあった。なかなかね、できることがあるのになぁと思いつつ、そこ拘るか?てのもあったりして、でも手段はいくつもあるし、家計簿なんて、真面目につけようとしすぎ!なんて回答したものもある。家計簿の項目をもっとざっくりすれば、付けられるでしょ的な。人の考えなどによって一般的な回答ではなく、カスタマイズするようにしています。

保険も変な相談が多い。私にふさわしい保険はどれですか?そんなの本人次第でしかない。どこまでリスクを取ることができて、どこから保険に頼るか。判断基準は明示できるけれど、それ以上はさすがにちゃんとライフプラン作らないと…。

答えは相談者が持っている

なので、最終判断をする基準、考えと、ルール、手続法などを回答するように心がけている。面談だったら、もうちょっとやり取りの中から回答できるのだけど、行って来いのテキスト相談だと、あまり深堀ができない。

まぁ、無料相談や安価な相談だと、回答にも限界があるからなぁ…。
私の場合、一応有料相談でも、還元できるものが少ない場合には、ディスカウントすることも多々あります。逆にしっかり還元出来た場合は、しっかりお代はいただきます。そこも含めてFP相談だから。

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