【note】新型NISAにモノを申す

2024年からNISA(少額投資非課税制度)の内容が変更される。

概要は、2階建てになり1階部分は、長期・分散投資に適した一定の投資信託に限定され、非課税枠は20万円。1階部分の枠を使っていれば、株式・公募株式投資信託が利用できる2階部分の使用が可能になり、非課税枠は102万円。2つ合わせて122万円が、5年間配当所得・譲渡所得が非課税になる。現在の(一般)NISAは、株式・公募株式投資信託が非課税枠120万円まで使用できる。新旧の違いは、2階建てになり、かつ1階部分が金融庁が指定する「安定的な資産形成」ができる投資信託に限定されている事。正直、これは厄介である。安定的とは、ボラティリティ(価格変動幅)が小さい事を意味する。実はつみたてNISAの銘柄がこの形をとっているが、つみたてだから逆にボラティリティが高くても、長期投資というリスクを軽減できる武器があるのに、それが生かせない事になっている。新型コロナの影響で、市場も不安定な状態になっている。こういう時に安定的な銘柄は、逆に不安定になる傾向にある(正確には、急落するが、それを取り戻すのに時間がかかる)。だから、私は逆に安定的な銘柄の方がリスキーだと考える。
そんなリスキーな投資をするぐらいならば、課税口座で我慢するしかない。

NISAは、イギリスのISA制度を参考に、証券投資を呼び起こすことを目的にしたはずだった。だけど、これだと期待した効果は薄いと思う。ジュニアNISAも実はあまり活用されていないとの事。つみたてNISAについては調査したわけでないが、iDeCo(個人型確定拠出年金)というライバルがいるので、思ったほど伸びてないのではと思ってる。

※色々詳細を見ていったら、どうも以下の事が判明した。
①1階部分の20万円は、使い切らなくても2階部分の使用は可能。     ②以前よりNISAで株式投資をしている場合等、株式投資経験者は1階部分は不要

ならば、私の場合は、これまで通りなのか?但し、枠は120万円⇒102万円に減額(制度開始当初並み)されるけれど…。

それ以前に、NISAで黒字にしないと…(笑)

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