【note】(一般)NISAのロールオーバーの注意点

NISA(少額投資非課税制度)が始まってまもなく7年目を迎えます。(一般)NISAの非課税期間が5年なので、次回は2回目のロールオーバーになります。


ロールオーバーとは、NISA口座に入って5年を迎えた株式や株式投資信託を、もう5年NISA口座に継続して入れることを言います。
その時の注意点…NISA口座を持つぐらいだから、釈迦に説法かもしれないが、今一度解説しておきたいと思います。(もし、漏れがあったらコメント下さい)

まず、手続きについて…

どの銘柄をロールオーバーさせるかを選定し、本人確認書類とともに提出する。ネット取引の場合はWEB上ですべて完結させる事は可能です。

ロールオーバーした銘柄の入庫価格(取得価額)…

年末の終値が適用されます。つまり翌年は年間120万円のうち、その分だけ消費する事になります。取得価額より低い場合(つまり含み損)は、当然ながら損益通算とかはできません。含み益があれば、ラッキーだけどその分枠を使ってしまいます。

因みNISA口座は、毎年証券会社を変える事が可能です。去年がA証券で開設していれば、今年はB証券で開設が可能。その場合、A証券は去年分は5年間非課税が適用されますが、NISA口座内で追加買付はできません。また、去年は一般NISAで今年はつみたてNISAという事も可能です。纏めると、年単位でNISA口座を開設する証券会社の変更や一般、つみたての変更が可能なのです。

という事は、ロールオーバーする事は、同じ証券会社で一般NISAを継続する事を選択する事になります。意外と盲点…な部分かもしれません。なお、つみたてNISAのロールオーバーはまだ発生していません。なにせ非課税期間が20年だから(笑)。

因みに、2024年から始まる新制度NISAは、2階建てになり、1階部分はつみたてNISA(20万円上限)、2回部分が従来の一般NISA(102万円上限)です。2階建てなので、1階がなければ2階はありません。つまりつみたてNISAを開設してつみたてしないと2階を利用することができません。ちょっと厄介ですが、1階部分は20万円満額する必要はありません。少しでもつみたてNISAを利用すればいいのです(例外があるようですが、ちょっと複雑っぽいので次回にします)。因みに旧NISAから新制度NISAへのロールオーバーは可能です。

せっかく非課税制度があるのだから、この制度を利用しない手はありません。投資は怖い?…何も命まで取られる事はありませんし、投資金額のすべてがパーになる事、半額になる事すら宝くじで1等を当てるぐらいの確率ぐらいです。でも最初は…どきどきするけれどね。

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