片麻痺クリエーターeis ハンドメイド

ハンドメイドブランド「eis」、エイース。と読みます。 2月に脳卒中で倒れて、退院後か…

片麻痺クリエーターeis ハンドメイド

ハンドメイドブランド「eis」、エイース。と読みます。 2月に脳卒中で倒れて、退院後から後遺症を背負いながら、片麻痺クリエーターとして、ハンデを抱えつつ、おなじように障害をもつ方に希望を与えれるように活動中。 革細工、粘土、デザイン、おもちゃ

マガジン

最近の記事

ことしのふりかえり

年末なので今年の振り返り。 今年はなんと言っても、2月に脳卒中で倒れたのが大きい。と言うか全部。 今年1月に何してたかな。と思ったら、ハンドメイドの新作作ってた。 東京のお店に委託が決まって、3月の納品に向けて在庫作りをしていた。 月に新しいの3種類ぐらい作ってたり。 今年中にガチで、仕事を辞めるべく真剣に色々始めようと奔走してた。 2月。同じく色々やりながら毎日色々考えてたら、物理的に頭が爆発した。 3月。リハビリ病院に転院。まだ片麻痺への絶望感はあまりなくて、いつか動きそ

    • 脳卒中退院して5ヶ月できること、できないこと

      僕は2月23日に脳卒中で倒れて、 6月16日に退院しました。 もう退院して5ヶ月ですが、未だにできないことは沢山あります。 下肢は、かなり丈夫になり、1時間杖なしで歩行したり、外出もほとんど杖を使っていません。 右手しか使えないため、右手に常に杖があるとかなり不便なのもあります。 退院後1ヶ月ほどで車の運転再開もしています。 それは別のnoteに詳しく書いています。 運転に関しては、高次脳障害や、視野、認知に問題なかったのが大きいと思います。 しかし、退院後、結構体調崩した

      • 葬式。

        アウトコースのギリギリに白球がおさまる。 それに手が出なくて、困った顔している打者の後ろで腕んあげる審判のストライクのコールを聞くのが好きだった。 翔がでっかい身体で、その球を持って、ナイスボール!いつも声もでっかいくて、ニッカリ笑顔でこちらに叫ぶ。 その翔が泣いていた。 下を向いて、身体を縮て震えて。 一番センター渡辺泰斗 8人兄弟の末っ子。 抜群に足が早くて、外野はどこまでも泰斗のテリトリーだった。 二番セカンド小和田遼 頭が良くて、賢さで野球してるようなやつだった。

        • 奇跡の回復を読んでの個人的感想

          人生において簡単に得れるものなどないと大人になった人は皆わかると思います。 脳卒中も運動能力を丸々奪われるわけで、それをとりもどそうとするのは簡単にはいかないことです。 僕は脳卒中発症から8ヶ月、退院から4ヶ月経ちました。 上肢は拘縮があり、週二の外来リハビリをしていますが、下肢は、杖無し1時間歩行したり、しゃがんで、ものを探したりできるぐらいまでなりました。 しかしまだ、発症前の体の動きにはおよばずやりたいけどできないことは沢山あって、藁をもすがる思いで、今回の本を手に取

        マガジン

        • 脳卒中になった!やったー日記
          14本
        • とことこハンドメイド日記
          10本
        • 隻腕のピッチャー。
          1本

        記事

          障害は乗り越えなきゃいけないものなのか。

          退院して、がんばってきたリハビリのお陰で、身体は生活に苦のないぐらいに動いてくれているのだけど、その分普段の生活に戻る。普通の人として社会で生きていくのハードルの高さに震えている。 まだまだ後遺症の辛さはあるのに、さも、世の中は、辛かったでしょう?でもがんばって、普段の生活できるのが幸せよね?みたいに言ってくる。 本当にそうか? なんで最初からこの辛く抱えた障害をさも乗り越えて当然みたいな感じで、言えるんだろ。 後遺症の辛さを味わったこともない普通の人間が。 こちらからした

          障害は乗り越えなきゃいけないものなのか。

          片麻痺の回復を諦める日2

          そりゃあ、片麻痺で、麻痺側は思うようにほとんど動かないが、健常者でもまいにちの日常で、できないことがでてくる。 例えば、歳をとり皮膚に脂が少なくなり、レジ袋が上手くあかないなど。 そんなことが健常者でもた多々でてくる。毎日すべてがうまくいくこともなく、何かしらこまりごとがでてくる。 それが片麻痺由来のことであったとしても。 その段階に来たのかなぁという感じでもある。 健常者でも毎日生きてると困り事がでてくる。 レジ袋のことであれば、毎日運動や食事に気を使って、手のコンディショ

          片麻痺の回復を諦める日

          6月に退院。 退院後の日常は、僕の場合は、精神疾患もあり、辛かった入院中よりなぜか辛いものになっていた。 それでもまた1ヶ月、1ヶ月と、日常に復帰するべく、色々と考えながら生きてきた。 脳卒中は、おおよそ、回復期が180日と設定されていて、発症から180日で一旦、リハビリなどが打ち切られる。 180にちで、脳の回復は大体止まりそこからは、回復しにくいという。 しかし、その180日が過ぎないと、障害者手帳の申請も介護保険の申請もできなくなっている。 実際、自分も リハビリ病院

          いきるということを考える

          生きる意味とはなんなんだろうか。 ゴールはあるけども、それに到達するかはわからない。 身体を半分なくして、人生がリセットされた。 ちょうど、人生について考えていた時期で、目標に向かって走っていた時に倒れたように思う。 目標に関しては、後遺症を抱えようとも実は、揺らいでいない。むしろ、強く叶えるべき目標になったとも思う。 ただ、やはり、今までの進行スピードでは行くことは無い。だが、変わらず、人生も目標も必要なのだ。 脳卒中で倒れたまま死んでいればよかった。と入院中は考えることも

          脳卒中後遺症は、身体の不自由だけじゃなさそう。

          退院して1ヶ月。色々な体調の悪さを感じていたが、 今日、立ち上がった時の強い立ちくらみや貧血のような状態を感じた。 病前から血圧の問題で、立ちくらみやめまいの経験はあったので、あまり気持ち悪いとは感じないが、ちが頭から落ちていく感覚は慣れない。 立ち上がるたびに、それを感じるため、貧血で倒れないかという気持ちになる。 ので、立つのが怖くなる。ただでさえ、身体の不自由で、たつのが億劫なのに、めまいでバランスを崩すと思うと、さらに億劫になりそう。 病前の血圧の高さや、糖尿病での体

          脳卒中後遺症は、身体の不自由だけじゃなさそう。

          脳卒中、退院後の生活について

          脳卒中の入院中などは、情報が多いが、中々調べても、退院後の辛さに書いてるものがなく、自分で書いてみる。 僕は2023年2月の23日に脳卒中(右被殻出血)で倒れて、3ヶ月のリハビリを経て6月16日に退院した。 退院までの1ヶ月は入院生活が辛く、毎日逃げ出したい気持ちだった。なので、退院後はその辛さが全て解消されるような気持ちでいたが、そんなことはなく、実際には、退院後の方が辛さを感じている。 自分の性格のもんだいもあったりするが、身体面より精神面の方が辛さを覚えた。 まず、体

          脳卒中、退院後の生活について

          まだまだ諦めなくていい

          退院から三週間以上経ち、 リハビリは、入院時に毎日4回とかだったのが、週に2回、あとは、自主トレだけになっていて、むしろ、後遺症の色々にくるしめられていたころ。 生活に戻るほど、できないことが多く、入院時は、毎日リハビリでできることが増えたりで、成功体験も多かったけど、退院してからは、脳卒中後うつのような形になり、毎日何かしらのだるさや、身体の不自由さを感じていた。 その中でも、趣味のハンドメイドや、ゲームコントローラー操作のために、手指を動かす自主トレを個人でやっていた。

          脳卒中後の運転再開についての流れ。

          脳卒中後の運転免許についての流れ。 本日、脳卒中後の運転再開で、免許センターに行ってきたため、ちょっと流れなど書いておけばいいかな。と。 あくまで、自分の場合ですので、実際は、主治医や、担当のリハビリの先生と相談しながらおこなってください。 自分は、一般の脳卒中患者より若いこともあり回復が早かったように思います。人によって、回復や動かせる範囲も変わるので、あくまで、僕個人のびぼうろくとして、参考としてください。 入院時に最終は、運転と伝えていました。 運転再開希望は早め

          脳卒中後の運転再開についての流れ。

          本音はがんばりたいけど、思ったより重い後遺症

          退院から2週間ほど経って、 週二回のリハビリと、日々の自主リハビリと歯医者、そして、退院後の検診が終わり、 すこしずつなにかをやらねばという気持ちが湧いてきた。 一時期脳卒中うつのようになり、朝も起きれなかったことを思うとセロトニンが出てきた証拠か。 しかし、後遺症で、何をしようにもストレスがかかり、家族に難しいことを頼むのも心苦しさがある。 むしろできないことがあれば、進んで、ひとりでできるようにした。 おふろで、せなか洗えないことや背中が拭けないこと。 なんとか握れる左手

          本音はがんばりたいけど、思ったより重い後遺症

          身体障害よりつらい、精神障害

          僕は片麻痺で、身体障害もあるのですが、数年前に不安障害という精神障害も診断されています。 不分かりやすく言うとパニック障害みたいなものですね。細かく言うと症状は少し違います。 不安を過度に感じて、過呼吸や吐き気、体調不良を起こします。 僕の場合、トリガー(パニックに引き金は体調不良で、特に吐き気が主です。なので、体調不良になったら困る狭い場所や、すぐにトイレに行けないような場所が苦手です。 ばす、電車の公共交通機関や、映画館も楽しめません。 運転免許の更新講習や、テーマパーク

          身体障害よりつらい、精神障害

          脳卒中鬱。

          知っているだろうか。 脳卒中後の鬱になる患者はおおよそ3割もいる。 後遺症による以後のふあんだったり、せいかつの質がさがることによる意欲低下だったり。 さらに、脳の損傷も大きく影響してくる。 避けられない後遺症のひとつとも言える。 正に現在の僕は、その倦怠感や、何もしたいと思えなかったり意欲が片麻痺によりうまくいかないことに遮られてる感覚を持っていた。 文献もあまりなく、調べても出てこなかったので、対抗策も取れていない始末。 しかも、もともと不安障害持ちでHSPであり、うつ病

          片麻痺側の意識と無意識の動き。

          今日お風呂上がりにパンツ履くのにさ、無意識にあげる動作のために左手が腰までいってて、あ、このぐらいの動作なら無意識にでるんだ。と思って、ちょっと希望がもてた。 マヒで一番難しいのって無意識に出来るかどうかだと思うのよね。 落ちそうなものに咄嗟に手が出るとか。 歩くのにつま先が引っかからないようにつま先を上げるとか。 ても足も随意運動なので、意識して動かしてるんだけど、麻痺になると動かすこと自体が難しくて、さらに、無意識にうごくなんてことは、ほぼできなくなる。 無意識にできな

          片麻痺側の意識と無意識の動き。