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176ねこ

せいさくの作業をしていると
なんとなく ひまつぶしにとか
さみしいんよね…とかで
膝の上にやってきます
そのままの乗せてもらえるのが ねこです

しばらく 顎下をなでたり、
おしりを たたいたりしながら、
手を休めることになるわけですけど、
そのうち、毛むくじゃらが張り付いているところからじんんわりと、ぬくみが広がってくるのです
そこから先の温まり方は あっというまで、
脳にとどいてから、目元におりてくるのか
下から登って目のところで止まってしまったのか
ウトウト期の襲来がやってきます

いちど 寝ないと このままでは
細かいことはできない
…と思いはしめた頃に
「もう へいき」って、こんどは下のヒーターに
さっと 身を寄せに行ってしまうのです
のこされた この足を開いたポーズと
つぶるしかないランクのまぶた、
そのままの体勢で、
つくえのうえに おでこをすこしだけ預け、
意識はすぐに飛んでいきました

数分経ったころ むっくりと状態を起こし、
おでこに一本線が入ったまま、
さっきまでの作業のじかんにプラグをつなぎ
何事もなかったように針を持つのです

打っているいまは、もちろん
まぶたが下がり気味で書いていますので、
一旦 つくえのチカラを
借りようとおもっています