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■No.12 学級通信02号 発行

いよいよGWですね。と言っても、外出は難しく、家庭で過ごすことがほとんどになりそうです。本に親しめ。子どもたちのノートに向き合え。そして、よく寝ろ!と言われているようです・・・。

さて、週に一度の学級通信も2号目を迎えました。
全文紹介します。

授業や連絡だけではない、「生活感」を伝えたいと考え、「給食」や「掃除」などの場面を切り取ってみました。

■前書き

 あっと言う間に五月を迎え、明日からゴールデンウィークです。国語では、「二十四節季」について調べました。暦の上では、5月初旬から「立夏」となります。
 今年の冬はいつになく「暖冬」だったようで、積雪を感じる日数も少なかったように思います。それでも、千葉県から岩手県に戻り、11年ぶりの冬を体感し、「岩手の冬」に懐かしさを覚えました。そして、やっと冬タイヤから夏タイヤに「履き替え」、気持ちも「夏」へ向かっているところです。
 自粛要請中のゴールデンウィークで、大いに気分転換とはいかないと思います。限られた中で有意義に過ごしていただき、連休明けに元気に会いたいと思っています。
 もしかすると、この1ヶ月間の疲れや、緊張の緩みから来る体調不良等あるかもしれません。くれぐれも体調管理にご留意ください。

■給食の乱れは「学級の崩れ」のサイン

この1ヶ月間、ちょっとしたことでも「口酸っぱく」言い続けてきたことがたくさんあります。その中でも、「給食」や「掃除」のことについて、その都度言い続けてきました。
 ある日、給食後の教室で、左写真のような場面に出会いました。牛乳パックを洗うためのバケツと台拭き用のタライが出しっぱなしでした。「誰が片付けるのだろう…」と思い、そのまま様子を見ていましたが、誰も片付けないまま放課後を迎えました。私は片付けませんでした。そして、朝読んでもらうために、一連のことを黒板に書き残して翌朝を迎えました。
 教室に行くと、すでにバケツとタライは片付けられていました。当番でもなかった子が気を利かせ、片付けてくれていたのです。理由を聞くと、「誰かに任せていてはいけない」という責任感から片付けてくれたようです。とても立派な「心の姿勢」だと感じました。
 こんなこともありました。以前、学年執行部の集まりがあった際に、廊下に牛乳がこぼれていることがありました。誰も拭こうともせず避けていくばかりです。そんな時、学級会長が自分の雑巾を持ってきて拭いてくれたのです。
残念ながら、「配膳台がそのまま放置」されていたり、「ストローのゴミ袋が出しっぱなし」だったりということもあります…。
 私は、こうした「後始末」にこそ、人柄がでると考えています。だから、給食時間が崩れると、学級が崩れる原因になると考えています。
 目立つ場面や役回りなど、みんなが「やりたいやりたい!」と言うようなことに積極性を見せることは簡単です。しかし、多くの人が「やりたくない…」と思うことに対し、「私がやります」と積極性を見せることは大変難しいことです。では、どちらの「積極性」により価値があるでしょうか。きっと、「どちらにも」手を挙げることができて「本物」なのだと思います。

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■掃除ができる人になろう

 上の写真は、朝の清掃活動の様子です。私たちは、職員室前や低学年教室前など、一階のフロアを担当しています。毎日当番制で行っており、声をかけ合いながら取り組んでいます。
 当番が行う他に、放送委員会で通りかかった子が、取り残しのゴミを片付けていることもありました。当番だけではなく、「学級」として掃除に取り組んでいる様子が見られ、とても頼もしいと感じました。
 掃除で発揮される力や身に付く力はたくさんあります。自分の分担を全うすることはもちろんですが、小さなゴミを見つける観察力、時間内に終わらせるための集中力や切り替え力、自分の持ち場に向き合う力などです。
 持論ですが、掃除に黙々と取り組める人は、何事にも黙々と取り組めると考えます。そして、掃除には明確な「終わり」がないので、どこまで仕上げるかによってその人の力量が試されるようにも思います。
 先に話題にした「給食」と同様に、「掃除」もまた、「心という根」を深く太くするものだと考えています。
 先日、掃除について指導した時、子どもたちは見違えるほど真剣に掃除をしていました。机運びも、全員分を1分間で終わらせていました。こうした、目に見える成長は嬉しいものです。

■全員参加の学習へ

 左の黒板は、国語の学習後の黒板です。全員が生き生きと学習に取り組み、子どもたちで書き上げました。こうした「白熱する」時間をこれからもたくさん生み出していきます。

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■発行イメージ

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発行イメージは、「B4縦書き」です。理由として、
①一文の長さを書き手として意識したいこと
②子どもたちに漢数字を意識させたいこと
③日本語の流れは縦書きの方がいいと勝手に感じているから

があります。

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