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■No.9 学級通信の製本手順

noteを休んで2週間。
しかしながら、フォローワーが30人以上増えました。汗
ありがとうございます♫

閲覧数も500ほど上がっていました。
何だか申し訳ない感じでこの2週間過ごしていました。
またボチボチ進めていきたいと思います!

■地元の印刷会社とつながる

職員用に作られる「学校要覧」や「研究紀要」「リーフレット」などは、地元の印刷会社さんに依頼していることが多いです。管理職の先生や研究主任にその業者さんを聞き、連絡をとってみると良いでしょう。

なぜか??

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です!

学級通信を配付していると、毎年必ず一人います。それは、

『先生、私のお母さんが先生からの手紙をファイルに集めています!』

という方です。

僕は、とっても嬉しいなと思うと同時に、カタチにしてみたいと思うようになりました。

ちなみに、今年度(令和元年度)の通信を製本したものがこちら↓↓

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やっぱりいいなあと思います。
僕のnoteのホーム画面にはいくつか本が並んでいますが、それらも全て印刷会社さんに頼んで製本してもらったものです。

■製本までの道のり

厚みを想定して通信を書き始める

僕の場合、背表紙にも文字を印刷したいと考えています。本棚に入れたときに見える部分です。
とすると、最低でも5mmほどの厚さが必要になると考えます。そのために、

→紙自体が元々厚いものを使う(厚口など)
→号数を増やす

という方法で厚さを出すと良いでしょう。

僕の感覚だと、A4で「40号〜」がノルマかなと思っています。見開きの場合でも「20号」を最低ラインとして考えると良いでしょう。
※あくまで、背表紙をいれる前提の場合です。


■「同時印刷」か「まとめて印刷」

製本する場合、教室で日々配る通信の他に印刷する必要があります。その場合、

→製版した時点、その日配るものと一緒に刷ってしまう
→学期ごとや、年度末などにまとめて印刷し直す

という2択になるかなと考えます。

以前一緒に組んだ先生は、毎回2部ずつ刷っていたので、年間を通してちょっとずつ計画的に進めていた感じでした。

僕は、とりあえず原本だけ机の中に残しておき、一気にまとめて印刷しました。夏の印刷室は暑く、冬の印刷室は寒いという環境で行いました。

小分けでも、まとめてでも、

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と考えれば良いでしょう。

まあ、号数や印刷数によって変わるものですし、印刷機が何台あるかでも変わってきます。やっていく中で経験を積むと感覚が養われます。

僕の場合は、発行がA4だったとしても、製本の際はB5に縮小します。見開きの場合はB5を2枚並べる形です。


■「丁合」までやるとお得!

印刷したものを、会議資料のように丁合してしまうと料金を抑えることができます。(業者さんと打ち合わせしてください)

丁合作業までお願いすると、「印刷ミスで1枚足りない!」とか、「巻き込みでグシャって部数減!」などということが発生します。
業者さんからも、そういた説明を受け、あらかじめ多めに印刷することになります。
(100部発注に対して5枚ほどプラスしておく必要がある)

僕の場合は、一定数印刷を終えたら「子どもたちと丁合」します!本当に楽です♫

休み時間に手伝ってくれる子を募集すると、必ず数人が手伝ってくれます。
「こんなことあった〜!」など、懐かしみながらワイワイ作業することができて楽しいです。
子どもたちも、完成までの過程を知っておくことで、完成品に出会ったときの感動が倍増しますね。

また、白紙があってもコピーして追加できるので、きっちりと必要部数用意することができます。

さらに、「丁合済」の場合、発注から納品までの期間が1週間で済みます。これが、丁合をやっておくべきである最大の理由です。
何より、卒業・修了式から離任式までの間で完成させなければならないため、納品時期を考えると丁合までやっておくべきです。


■表紙をデザインし、表紙の色を決める

表紙の色は、基本画用紙と同じような配色ができます。
ただし、「写真映え」を意識するか「文字映え」にするかを考えた方が良いでしょう。

僕の場合は、通信のタイトルとイメージを業者さんにお伝えし、一緒に考えてもらいます。

「この写真使うならこの色がいい」
「この配置ならこの色が目立つ」

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そんな会話をしながら色を決めてきました。




■あくまで自分の実践記録として・・・

最初の頃は、
・子どもたちに喜んでもらいたい
・親御さんに「ありがとうございました」と言ってもらいたい
・周りの先生方に「すごい」と思われたい

などと、最っ低!な考え方で製本していました。

でも、作っていくうちに、文字に残すことの責任を考えたり過去の自分からの変容を意識したりするようになりました。

過去の文章を読むと、稚拙だなと思うこともあります。
「何を尖ったことを書いているんだ…」と恥ずかしくなることもあります。

つまり、学級通信を製本するということは、自分で自分を磨いていくための手段だということです。

子どもたちに配り、保護者の手元に残していただくことで、自分を晒すことになります。一生残す覚悟を持たなければならないのです。

これまで書いてきた中で、僕なりの価値観はそこにあります。
働き方改革が叫ばれる中で、逆行するような取り組みですが、ぜひ「教師を育てるアウトプットの場」として製本してみてはいかがでしょうか??

※なお、用紙代は自腹です。また、事務さんなどには、こうしたものを印刷させていただく旨を相談してみると良いでしょう。

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いよいよ来週から新年度がスタートしますね。
本校職員や、勉強会の仲間も「ちょこっとスキル」を購入してくれています。
ぜひ、学校で話題にしてみてください♫

『授業の腕をあげる ちょこっとスキル』
『学級づくりに自信がもてる ちょこっとスキル』

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