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■No.5 「成長ノート」(作文帳)の工夫

昨日は、作文指導に関してたくさんの反響をいただきました。
本当にありがとうございました。
目覚めて、たくさんの追加DMに驚きました。笑
微力ながら、読者のみなさんにとって参考になればと思います。

そんな中、気になる言葉がいくつかありました。
・「書けない子」
・「マンネリ化」
・「続かない」

です。

今日は、そんな言葉から考えたことをまとめてみます。

■その作文帳、「あなたらしく」なっていますか?

「成長ノート」には、価値語(菊池実践)を書かせるようにしています。
考え方や行動をプラスに導く言葉です。
・ポジティブワード
・パワーアップワード

とでも言えばイメージが湧くでしょうか?修造カレンダーの言葉!のようなものですね。笑

こうすることで、そのノートが「自分らしく」デザインされていくことになります。なんだか愛着が湧いてきますね。自分のノートだと思って大切にできますね。

実物がこちら↓

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これを見たある先生は、「耳無芳一か!」とツッコミをいただきました。
(若い世代には通じないでしょうか。。。)

こうやって、ノートを「自分のもの」にしていくことで、気持ちが入るようになると考えます。
よし、頑張ろうと心を奮い立たせて取り組むようになると考えます。

■「書かない」と「書けない」は違う

「なんで書かないの?!怒」
「早く書きなさい!怒」

いや、その子は「書きたいけれど、どう書いたらいいのかわからない?」のではないでしょうか。
だからと言って、張り付きで「まず、」「僕は、」といちいち教えて書くものでもないはずですよね。

そんな時は、、、

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と良いと思います。

数名の作文を印刷して配り、自分がこれ!と思ったものを真似て書くことからスタートするのです。

こんな感じですね・・・↓

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このように、定期的に配ることで、マンネリ化を防ぐどころか、子どもたちの気持ちに火をつけることができます。ぱっと思いつくだけでも、

①人の作文を見て「私も」と思う
②書き出しの「引き出し」が増える
③「三つあります」などの型を覚える
④友だちの文章に「感化」される
⑤「書けるようになる」ことを信じる

こんな価値があるように思います。作文モデルを示すことで、

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そんなプラスのエネルギーが生まれます!

■成長ノートの価値を考える

「書くこと」は「考えること」と直結しています。
書けるようになってくると、その中身も深くなっていきます。

・導入したらとにかく量(回数)を求める
・書いていく中に質的転換がある

つまり、

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です。
そんなを考えている作文があったので紹介します。

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本文がこちら↓

成長ノートは、私の考えの深さを変えました。
今まで私は、物事について深く考えたことがありませんでした。考える力がなかったからです。深く考えようなんて思ったこともありませんでした。
しかし、成長ノートで私の考え方は変わりました。私の頭の中の考えを成長ノートに書き写すことにより、どんどん深く、どんどん早く、考えが出せるようになりました。
そうすると、今まで深く考えたことのなかったものどとを深く考えるようになります。成長ノートは、私の考えの深さを変えました。

という内容です。「例えば、こんなことを」という例があれば最高ですね。
これだけ見てみても、

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ことがわかりますね。

【今日のまとめ】
①自分らしいノートにする!
②作文モデルで高め合う!
③量を書くことで質的転換を目指す!

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春の読書にいかがでしょうか!?
知り合いの若手職員に「ちょこっとスキル」を読んでいただいた後、
「この本、1年目の時に知りたかったです!」という言葉をいただきました♫

●『授業の腕をあげる ちょこっとスキル』
●『学級づくりに自信がもてる ちょこっとスキル』

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