DELANEY&BONNIEの作品
私とデラニー&ボニーの出会いは、学生時代音楽クラブの先輩達が演奏した「THINGS GET BETTER」だ。野外コンサートだった。男女のツインボーカルで格好良かったのだ。
ON TOURでのライブバージョンだ!
ハードロック少年がスワンプに目覚めた瞬間だった。
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デビューアルバムだが、なんとSTAXレーベルより発売されている。
バックはMG‘sのメンバーが中心のSTAX サウンドだ。1968年に1曲目の「ITS BEEN A LONG TIME COMING」がシングル盤として発売されたのだが、当初とても黒人達に評判は良かったらしい。
しかし白人が歌っているとわかると人気は急落しアルバムは発売中止になってしまう。
2作目のTHE ORIGINAL DELANY&BONNIEが好評だったため、翌年にやっと発売された悲劇のアルバムである。しかしこのアルバムはスワンプではない。
素晴らしいソウルアルバムだ。
ITS BEEN A LONG TIME COMING
THE ORIGINAL DELANEY&BONNIE
1969年発表のセカンドアルバムだ。
このアルバムはスワンプロックの金字塔だ。
バックメンバーのFRIENDSの面々も凄い。
後のスワンプシーンで大活躍する奴らなのだ。
JIM PRICE/BOBBY WHITLOCK/BOBBY KEYS/JERRY MACGEE/JIM KELTNER/CARL RADLE/LEON RUSSEL/RITA COOLIDGEという凄い顔ぶれなのだ。
このアルバムはスタジオライヴ形式で短期間で録音されたそうだ。
THE BANDのMUSIC FROM BIG PINKが発売されたのが1968年。
土の香りがするスワンプロックの攻勢の始まりだ。
WHEN THE BATTLE OVER
DELANEY&BONNIE&FRIENDS ON TOUR WITH ERIC CLAPTON
「ON TOUR WITH ERIC CLAPTON」なのだ!
ECは当時ブラインドフェイスの英国ツアー中だったがのだが、ジョージハリソンにデラニー&ボニーのセカンドアルバムを聴かせてもらったECがとても気に入りブランドフェイスの米国公演の前座に起用したのだ。
そして彼らを英国に呼びECが正式にメンバーとなりDELANEY&BONNIE&FRENDSとして英国ツアーを開催した記録なのだ。
クレジットは無いがジョージもツアーに参加している。というよりERICに拉致されたようだが。youtubeにジョージの映像が残っていた。
このアルバムは私が初めて聴いた彼らのアルバムだったので非常に思い入れが強い。
内容も素晴らしくデラボニ入門用にピッタリだろう。
TO BONNIE FROM DELANEY
1970年発表の3作目だ。
FRIENDSのメンバーはボビーウィットロック以外はジョーコッカーの全米ツアーに参加してしまった為FRENDSのメンバーはボビーを残して総替えだ。これからという時に頼りにしていたレオンの裏切りは大きなショックだっただろうな。新メンバーは興味のある方は裏ジャケット拡大してみてね。
大きな話題はデュアンオールマンの参加だろう。素晴らしいスライドギターを披露している。メンバーは大幅に変更になったけど、内容はとても素晴らしい。名盤である。
MEDLEY
MOTEL SHOT
1971年に発売されたモーテルショットは素晴らしいアコースティックアルバムだ。
デラニーの居間で数年間に渡って録音された音源をまとめてある。クレジットは裏ジャケットみてね。
ゴスペルとカントリー色のとても濃いアルバムだ。
一番好きな曲は「NEVER ENDING SONG OF LOVE」これぞカントリーロックの大傑作なのだ。なんてええ曲なんやろう。
D&B TOGETHER
1972年発表のラストアルバムだ。
仲睦まじいジャケット写真だがこの頃になると夫婦仲は最悪だったらしい。
おそらくデラニーが悪いのだろうな。女癖も酒癖も悪そうやもん。
ボニーは鉄火肌の女子だったのでブチ切れたのだろう。二人は離婚してしまう。
寄せ集め的アルバムだが名盤と呼んでも良いだろう。ちょっと落ちるけどね。
BIG CHANGE COMIN
次回はエルビンビショップ、フランキーミラー辺りを紹介しようかな。
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