堂本埃

自信を持って取り組むことの難しさ

堂本埃

自信を持って取り組むことの難しさ

最近の記事

たぶん何にもなりたくない

完全に憂鬱な気分なので何かを書きます。 最終的には、それでいいじゃん。になる予感 わたしの捻じくれた表現に興味を持ってくれた人たちの期待に答えたい。でも最近大人になってしまって、きれいに型にはまる方法ばかり考えてつまらない。本当に…つまらないことばかり考えた。焦って実際に手を動かしてみると捻じくれた心が大暴れし始め、大人の思い通りにならず、途方に暮れた。 楽しんではいけない。不快感にこそ目を向けろ。そういう考えにもなる。刺激的な不快感にも気をつけないといけない。冷静に

    • 何年後に分かるか

      ハッとしてピンと来たんだLINDY〜 もう10年近く前に先生に問いかけられたことの真意が分かったかもしれない。 私以外にとってみれば、大したことない けど、よく見て考えてくれたからこその言葉だったような気がして じーん。 その時は、なんか違うなーと思ってたけど 自分のことを俯瞰して見るにはこんなに時間がかかる。 “見ること”に拘っていたけど、私の”見る”にはいつも前景があったんだなと思って。何かを通して見ている。それもかなり近い距離だから、何かを見ているときにはぼやけて見

      • 再プレーン

        ぼけーっとしてしまっていかん。 仕事場ではなるべく雑談したくない。 自分のことを知られないようにしている。 小さい個展をやりたいなと思って Google mapでギャラリーを探してて 何してるか聞かれたとき、言えなかった。 展示させてほしいなと思ってた場所は しばらく空いてなかった。 自分がいつまで東京に居るか分からないので なんにも決められない。 なーんも決まらない。 なんかコンペとかね、通ればいいのに全然。 もう偉そうなことを言えなくなってしまって。 私ゴミですー

        • プレーン

          いまの自分、プレーンだな。 と思うことが増えた。 例えば昨日、三連休の真ん中の17時 1人で予約も無しにお洒落なバーに入った。 田舎だから開いている店が少なくて お腹が空いていて、でもコンビニじゃいやで。 店員さん(バーテンダーというべき?)が おそらく同世代の素朴な女性だった。 隣にお洒落ギャルたちが居ても大丈夫 平然と。 そうね、平らなほうのプレーンです。 高校2年のクラスを思い出した。 あの時も平然としているように見えたのかな。 昨日は良い本を持っていたのも心強かった

        たぶん何にもなりたくない

          エッセイ

          不安なことがあるとき、 緊張して眠れないとき、 ありとあらゆる最悪の事態を想像しておく。 想像したことは起こらないから。 というのが子どもの頃の私のやり方だった。 それがいつのまにか、 最悪の事態はひとつかふたつしか想像しないで、そうなったらどうしよう…ああヤダな…とネガティヴなままになってしまっていた。 と気づいた。 ネガティヴ思考だけ癖になって、 おまじないを忘れていた。 そうなんよね、 根拠のないことを信じられなくなって。 食べ物は栄養素と値段を見て摂るものになって

          人に聞かせる独り言

          まだ固まった意思ではないけど 子を生みたくないなと思っている。 まだ結婚もしてないし、誰に急かされているわけでもないからわざわざ言う必要はない。言わなくてもいいことを言いたい 小さい子はかわいい。 若い人もかわいい。 でもわたしは昔から周りの人と比べて子どもを怖がっている気がする。 お母さんに怖がられながら育ったような気がするからかもしれない。両親がどこでどうして出会ったとかどんな夢があったとか全然知らない。会話が足りない。わたしが子を生んでからしか話せないのだろうか。生

          人に聞かせる独り言

          フランスひとり旅の話⑥ ポンピドゥセンターなど

          2023年5月14日分の旅行記です ホテル イストリア 14:00頃、カンヌからTGVでパリのリヨン駅に到着。券売機でチケット(t+)を数枚買っておく。t+はパリ市内のバス、メトロ、トラムなどで使える。バス→バスも、バス→メトロも90分以内なら買い足さずに一枚で乗り継ぎできる。このおかげで、ホテルのほうへ行くバスを間違えてもチケットを無駄にしないで済んだ。 モンパルナスのほぼ真ん中にあるホテルイストリアは地球の歩き方で知った。1920年代に作家や画家が集まった場所であり

          フランスひとり旅の話⑥ ポンピドゥセンターなど

          書き初め日記

          今年もおしゃれな和紙に書き初めをした。 篠田桃紅の最後の本を読んだ影響で「自由」と書いた。下手なのは気にしない。桃紅さんのようには書けない。ただ自分を偽らずに書けるかどうかが私の書き初めである。 自由 と書いてみるとーーー重い。 桃紅さんは、自らに由るということだと書いていた。自分しかない。人のせいにしない。孤独でもある。 高校の倫理の授業で、自由について小論文を書かされたことがある。先生が何人かのその文をプリントして配って、「わたしは自分自身が自由だとは思わない」みたい

          書き初め日記

          フランスひとり旅の話⑤ アンティーブ、ヴァロリス、カンヌ

          これは2023年5月13日分の旅行記です。 アンティーブ Antibes 出発前の予定ではまだニースをぶらぶらするつもりが、思っていたより日が長いので前日までに消化してしまった。マティス美術館はスルーしたけど、来年東京に切り絵作品が来るらしいし、まあいっか。 次のホテルがカンヌなので、ちょうど間にあるアンティーブへ、ピカソ美術館目当てに行ってみた。 フランスに来て初めて、普通列車TER(てーうーえーる ※てーうーえーハ、と聞こえる)に乗る。チケットはTGV(てーじぇー

          フランスひとり旅の話⑤ アンティーブ、ヴァロリス、カンヌ

          フランスひとり旅の話④ ニース後編

          これは2023年5月12日分の旅行記です。 サン=ポール=ド=ヴァンス 画家シャガールが約20年過ごした村、サンポールドヴァンスはルノワール美術館から車で約30分、朝行ったエズ村と同じく高い場所にあり、鷲ノ巣村と呼ばれる。お土産屋さんやギャラリーがたくさんあって楽しい、良い場所!ガイドさんが通訳してくれたのもあって、石鹸とかオリーブオイルとか、ほとんどのお土産はここで買った。(エズ村にもたくさんお店はあるはずだけど、朝早くて開いてなかった。) ヌガー屋さんが2、3軒あっ

          フランスひとり旅の話④ ニース後編

          やけど、お絵描き、脱力

          10月27~30日くらいの日記 話は前後する。 出勤するとき車で聴いた曲が一日中頭の中で鳴ってる日。 音量がいつもより大きかったせいかもしれない。歌詞がしっかり頭に入ってきて、何度も聴いてたのに、伝わるまでこんなに時間がかかるものかと……😮‍💨 なにやってんだー!!と思いながらも、まあまあ頑張っている。ずーっとなんかに翻弄されているようなかんじでジタバタしてきて、去年からようやくそれを突破し始めて、今年は初っ端から全部変えて、違う環境になって、でも今までの経験でじゅうぶ

          やけど、お絵描き、脱力

          フランスひとり旅の話③ ニース前編

          リヨン駅、TGV 新幹線より速い、てーじぇーべーに乗る! これは2023年5月11〜12日分の旅行記です。 朝早くバスに乗り、出発の1時間以上前にパリのGare de Lyon駅に到着した。パン屋のようなカフェのような店で朝ごはん用にカフェオレとクロワッサン、昼用にサンドイッチを買った。ここの店員さんは笑顔だったので、気弱な人間でもちゃんと意思表示できた。いや、並びながら前の人を見てイメトレ出来たのが良かったな。フランスに来て初めてのクロワッサン。メープルナッツ味、甘く

          フランスひとり旅の話③ ニース前編

          フランスひとり旅の話② パリ初日(美術館めぐり)

          全体の日程(予定) 2023年GW明け (パレドトーキョーの会期に間に合うよう決めた) 5月9日火曜 夜に東京の家を出て 10日水曜エアフランス直行便で朝パリ着 11日木曜はTGVでニースへ移動。 12日金曜 ニース周辺を日本人ガイドさんに一日案内してもらう。マティスの礼拝堂が目当て。 13日土曜 電車でカンヌへ直行の予定だった。ピカソ美術館を見て、カンヌ泊 14日日曜にTGVでパリへ戻る。 15日月曜ルーヴル美術館 16日火曜 サントシャペルや小さめの美術館みて、空港の

          フランスひとり旅の話② パリ初日(美術館めぐり)

          フランスひとり旅の話① 計画編

          こんな休みは二度とないから 5年勤めた会社から転職するにあたり、1ヶ月半の休暇を得た。信頼する先輩社員から「借金してでも海外とか行くべき」と力説されたので、何か、とにかく本物だと思えるものを見たいと思い、自然か美術か迷って美術を、アメリカかフランスか迷ってフランスを選んだ。一度はルーヴル美術館に行っておきたいし、好きな作家たちはなぜかだいたいフランスに居たし。。 とりあえずフランス語を勉強し始めたころ、ちょうど千葉のDIC川村記念美術館で『芸術家たちの南仏』展をやっていた

          フランスひとり旅の話① 計画編