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トレッドミル故障のDIY修理【失敗】

わざわざお仕置き小屋を防音仕様にまでして導入したトレッドミルで走り始めて丸2年が経過。もうすでにザッと4,000キロ以上走った計算になる。

いつの間にか走路のベルトは中央のあたりが変色し、足のあたりからギシギシと異音が発生しているし、あちこちからサビまで出始めているが、幸いモーターはだいぶ強力なやつを選んだおかげで問題なく走れていた。そう、先週の月曜までは。

爆音発生

月曜のJETTライドは遅い時間なので、先にTdZランを済ませようと思って走り出した。例によって最初はジョグだったが、だんだん本気になってどんどん負荷を上げていく。と、突然グワングワンと走路がたわんで明らかに「何かが壊れた」。

慌てて3%つけてた傾斜をゼロにすると少しマシになったのでとりあえず走り続けた。困ったな、後で開けてみないといかんな・・・と思いながらゴール目指していると突然「バキン!ガシャンガシャンガシャン・・・」と「完全にダメになった音」がした。

さすがにこれはダメだ。即、停止。TdZの方は心拍計に切り替えて腕振りだけでのこり100mを進むというアクロバティックなことをして切り抜けた。

まずい・・・まずい・・・どこがどう壊れたのかわからんが、とにかくこのままでは走れない。どうしよう・・・とりあえずその日は一旦寝て、次の日おちついてカバーを外してみることにした。

ふーむ・・・めっちゃ汚れてるのはともかく、どこがいかんの?

一目ではよくわからなかった。とりあえず傾斜用モーターのあたりが怪しいかな、と思ってユニットを取り外したが、ガタついているところはどこにもない。

破断

しかし、そのあとメインの制御基板を外したところで目を疑うものを見つけてしまった。

フレーム、破断!!

メインのフレームのコーナー部分、角パイプを90度に溶接した箇所が真っ二つに破断しているではないか!!😱これが割れた時の音やったんか・・・

これはエライことになった。本気で直すためにはカバーから何から全部バラして溶接しないといけないが、ここには溶接機は無いし(車のバッテリー二個直列で溶接はできるんだけど)そもそもかなり全バラしないとそんな作業できないし、とても現実的ではない。

どうする?どうする俺??(サービスマンを呼ぶことは一切考えない)

修理方法

しばらく「患部」をながめているうちに、なんとなく方向性が見えてきた。分厚いLアングルを買ってきて、コーナーの内側に沿わせてボルトでガチガチに固定してしまえばいいのでは?

善は急げ。さっそく部品を算段してモノタロウで発注した。

予備も含めてLアングル、ボルト、ナット、ワッシャーなど

頼りになるモノタロウ。部品は中一日でササッと着荷した。とは言えこれは相当腰を据えて作業しないといけないので、平日はランオフ(木曜のデュアスロンだけは外ランでカバー)にして、土曜の昼過ぎからやおら作業開始。

アングルをまず当てがってみる。ちょっと長すぎる

Lアングルは、t=3.2の幅50(角パイプと同じ)、長さ70を選択。これにM6のボルトナットで強度的には十分と踏んだ。この辺は長年の経験に基づく勘ピューター計算である。

グラインダーで長すぎる部分を切って。ヨシヨシ良い感じ

穴あけ

ここからが大変。狭苦しい場所で電ドルで穴を開けまくらないといけない。計8箇所。6φの穴なんかいきなり開けられないから、2ミリ→4ミリ→6ミリとステップアップしないといけないし(ステップドリルは、角のところが当たるし、向こう側に貫通させられない)なかなかしんどい。

グリグリとがんばって穴を開けまくる
どうにか全部開けた。もう既に疲労困憊

締め付け

そしてプライヤーとバイスプライヤーを駆使してズレてしまっている破断箇所をグーッと元の位置に戻しておいて、そこに(同様に穴を開けまくった)Lアングルを沿わせ、ボルトナットで締結していく。

書けばあっという間だけど、これが一筋縄でいかない

ワッシャーやナットを隙間に取り落としたり「ボルトが通らん!」とかなったりして、何度も「ムキー!!」てなりながら作業してるといつの間にか手のあちこちに生傷という、よくある展開。めげずに頑張って一つずつ締め上げていく。

できた!!

作業開始から3時間、ようやく8本のボルトナットを締め上げた。疲れた・・・

改めて割れた角パイプの隅のところを観察すると、斜めの面にフタをしていない。縦方向の角パイプは単に斜め切りしただけの状態で横方向のパイプに溶接されている。だから長いこと振動にさらされて、外側の一番弱いところから徐々に破断が進んだものと思われる。工程をケチったんだろうけど、あんまり良い設計じゃないな。

復旧作業

ともあれ、あとは元通り組み立てるだけ。まずは傾斜用のモーターを元に戻して・・・え。なんやこれ

モーター脇の高耐圧コンデンサーのようなものの根っこが割れとる!!

一瞬気を失いそうになったが、落ち着いて観察すると、この部品は内部からケーブルが伸びていて、外側のケースはネジで固定されているだけで特に割れたことによる影響はなさそうだった。焦った・・・

これはモーター本体との間にゴムシートを挟んでタイラップで固定することで凌いだ。フー・・・ヒヤヒヤするぜ・・・

あとは元通りに組み立てるだけ

しかし、フレームが割れかけた状態でしばらく走っていた影響で、下カバーの取り付けビスの部分のプラ外装が一部バキバキに割れてしまっていた。これぐらいは機能には影響ないから放置で。

あとはこの無理やりLアングル修理がいつまで持つかだが、また割れたら次はもっと厚いアングルを使うか、あるいは今度こそ性根据えて全バラに持ち込むか・・・いずれにせその時はその時だ。

復活

復活!!

恐る恐る電源を入れ、歩いてみる・・・直った!直っとる!!よかった・・・これでまた走れる・・・

そんなこんなで6日ぶりにトレッドミルを復活させることができた。ちなみに本日は取説の時間制限をガン無視して50キロ走り込んだけど、大丈夫だった。

DIY(どうなってもいいからやってみよう)は、成せば成るのです。

【追記】失敗でした…🥲
翌日、わずか2キロほど走ったところでまたも「バキン!ガタン!」😨

淡い期待として「ボルトが緩んだだけ…」というのを期待するもむなしく、Lアングルが破断していた。勘ピューター完敗。やはり当初計画していた通り、アングルを外側からも咬ませて強度2倍にしないとダメなようだ。

また、やり直しです。

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