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2019ITUポンテベドラLD世界選手権日記【その④帰国・総括編】

5月5日(日)~6日(月)日本へ

公式記録

スイム(1.5km):43分56秒
T1:7分21秒
バイク(113km):4時間15分42秒
T2:3分26秒
ラン(30km):2時間51分01秒
総合:8時間1分25秒
M55エイジ43位/出走73人(完走70人)

ちなみに総合優勝のハビエル・ゴメスのタイムは5時間5分台。もう、笑うしかない。そして同じエイジクラスで優勝したフランス人は6時間4分台と、あまりの力の差に愕然としてしまう。これが世界の現実か・・・

翌朝

昨日ゴールした後は高揚感もあって体はピンピンしていた(他の選手達も同様。以前は自分もそうだったが、ゴール後に動けない!みたいな人はいない)が、翌朝起きると当たり前だがかなりバキバキになっている。ロング特有の全身にどんよりとした疲労を感じるが、それでも脚を引きずるようなことはなく、結構普通。

もう後は帰るだけなのであまり考えずにポンポンと荷物をスーツケースに放り込んでパックしてしまう。ビゴ空港へ向かうバスの出発は6時15分。選手達よりも付き添いの家族の皆さんの方に疲労の色がにじんでいるように見える。あの炎天下ずーっと応援してたらそうなりますわな。

昨日と同じ朝食パックを受け取り、最後のバスに乗り込む。空港までの間にサンドイッチを貪り食いながら「ああ面白かったなぁ」と余韻に浸る。

チケットはきちんと手配されてるのでビゴの搭乗はスムーズだったが、乗り継ぎのマドリードがちょっと厄介だった。トランジット時間は3時間ぐらいあったので余裕でしょ、なんなら暇かな、ぐらいに思っていたらさにあらず。トラックが運んでくるバイクを待ち、チェックインカウンターが団体専用でしかも一人ずつバイクを預けながらなので思いの外時間がかかる。

さらに人数が多いため空港のゲート間のバス移動にも時間がかかるなどしてあっという間に残り時間がなくなっていき、セキュリティを通過した時点で予定のボーディング時間まであと10分という状況。追い打ちを掛けるようにゲートまで「徒歩7分」の表示。土産物屋で「これと、これとこれ!」とスパスパ決めて瞬時に移動しなければならなかった。結果オーライとは言え、最後にこんなドタバタになるとは思わなかった。

そのときいくつか買ったおみやげの一部

帰国

マドリードからは偏西風に乗って往路より1時間早く13時間のフライト。残念ながら映画のラインナップが全く同じでもはや見るものがなく、しょうがないのでこのレポートを書きながら帰ってきた。

ウォシュレットの広告に「日本」を感じる・・・

成田に到着後、バイクも無事に出てきたので後は駐車場から車で帰るだけ。フライト後の疲労満杯状態での京葉道路〜首都高はなかなか痺れる辛さだったが、なんとか無事帰宅。これでようやく長い長いゴールデンウィークも終了。とにかく大きなトラブルなく全てが上手く行ったし、嫁さんも心底満足してくれたのが大きかった。

家に帰るまでが遠足

まだメンタルをやられていた10年前、長年放置したため塗装がボロボロになったチネリを見て「直さないと!」と思ってレストアを始めた、あの日が全ての始まりだったと思う。そしてここまで来れたのもトライアスロンのおかげで知り合った多くの(最高に面白い)友人たちの支えがあったから。

たくさんの応援本当にありがとうございました。そして最後まで読んでいただきありがとうございました。これからもまた地道に頑張ります。

焼け残りの思い出の余韻がしばらく残った

おしまい

追記

と言う訳で4年前(もう4年前か!)の書き込みを発掘して少々修正・追記しながらNoteにまとめてみた・・・と、HISから「2024マルチスポーツ選手権・ツアーのご案内」というメールが届いた。来年はオーストラリアのグレートバリアリーフで実施されるそうだ。凄いな。どれどれ日程は。

ロングディスタンス:8月25日(日)・・・なるほど~この日だと珠洲と被るから行けないなぁ~残念だなぁ~(棒)

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