【僕は明日、昨日の君とデートする】映画感想

 こんにちは!今回は【僕は明日、昨日の君とデートする】の映画感想を書いていきたいと思います!

 「おすすめの恋愛映画は?」と聞いた時、結構な確率で言われることの多い映画でした。またヒロイン役の小松菜奈ちゃんが好きなのでどんな菜奈ちゃんが観られるか楽しみで見ました!

※軽くネタバレあります。

あらすじ

 一目惚れした女性・福寿愛美(小松菜奈)と恋人同士になった美大生・南山高寿(福士蒼汰)。幸せな日々と少しの違和感を感じる日々、だが愛美から思いもよらなかった秘密を打ち明けられる。

といった内容になっています。

あらすじにしてはかなり簡潔ですが、この映画は『愛美の秘密』に対してどう向き合うかというのがキーポイントになってくる映画なのでこれ以上書くことはないです。

愛美の秘密とは

愛美は地球の隣にあるパラレルワールドの住人でした。

愛美の世界では高寿と時間軸が逆に進んでいるとのこと。5年に1回、1ヶ月間だけ高寿の地球と時間が合う瞬間があり、その時だけは高寿の地球に来られるという構造になっています。

まさに「僕は明日、昨日の君とデートする」という状態なのです。

感想

 この映画は恋愛の積み上がっていく過程を楽しむというより、お互いにどれだけ向き合えるかを大切にした映画だと思います。

愛美や高寿は未来に自分が相手に何をすべきか知っている状態になっています。

お互いの時間軸が逆になっているので行動を逆算できるんですね。

日々のデートでさえも全てのことが分かる。そのドキドキはほぼ無いに等しいのです。残っているのは『愛』のみ。

相手の存在を愛して、信じているから成り立つ関係です。

お互いがお互いを運命の人だと信じて行動できるかが肝となっています。

その運命を高寿は20歳の時に知り、愛美は15歳の時に知ります。そして本作では35歳の2人も出てきます。流れる時間や出会いの数々の中で結婚もできない、5年に一度しか出会えない相手を思い続けるのは『愛』と『運命を信じれるか』によるでしょう。

だからこそこの映画が多くの人に感動を与えているのだと思います。

ちなみに注意としては恋愛映画が主なのでSF設定に本気で考える人には消化不良の映画となるでしょう。


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