【TVドラマ感想】『准教授・高槻彰良の推察』#7 四時四十四分の怪

#テレビドラマ感想文

こんにちは!

今回は前クールのTVドラマ『准教授・高槻彰良の推察』について感想を書いていきたいと思います!7話です。

※今回もネタバレを含みます。

7話のあらすじ

 健ちゃんこと佐々木健司から相談が来た。現在千葉県警記者クラブ所属の記者として働く畑中が『四時四十四分』の怪談話に悩まされている。しかし健ちゃんは畑中が何か嘘をついている様に感じ、嘘の真偽を見分けるため深町らと再度話を聞くことに。四時四十四分の怪談を先輩と行ったところ次々に先輩達が事故に遭う様になり、それが恐ろしくなったという。最近着任した新しい上司の県警広報官・遠山が怪しいと推測する高槻達は呪いを解くことができるのか。

感想

 今回は学校の怪談からの呪い『四時四十四分の怪談』です。

四時四十四分に描いた円の中に4人同時に腕を入れると呪いにかかるというもの。

こっくりさんの様な遊びの怪談話でした。

結局は先輩達が自分達の不正を隠すことを目的に後輩である畑中に「呪われている」と信じ込ませるための画策でした。

畑中をわざと怪我をさせた時、「自分の不注意です」と答えさせるためでした。

災難には会いましたが健ちゃんという心強い先輩がいたのも幸運ですね。


 今回は深町くんの能力と先生の過去が明かされたのが印象的でした。

畑中の上司である遠山さんはなんと、深町くんと同じ『嘘を見抜く能力』の持ち主でした。

能力の大変さや辛さが分かる遠山さんは深町くんに今後の人間関係に一線を作ることを勧めます。

また社会人になった際につかれる嘘の悪質さなど大変さを深町くんに忠告しました。

基本的に善良な方向で能力を役立て、その中で悩み抜いて人間関係に諦めている遠山さんの話を聞き、深町くんは思い詰めます。

それでも高槻先生は「深町くんは深町くんの人生だ」と励まし、「他人と違う経験で悩む辛さは知っている」と寄り添います。

 高槻先生の秘密の過去は12歳の時に起こった誘拐事件。

先生は1ヶ月も誘拐され道に捨てられていました。

その時から瞬間記憶能力を持ち、目が青く光るようになり、鳥が苦手な体質となりました。

何よりも背中に翼が生えていた様な大きな傷跡が残るようになった。

先生の母親は生きている人間がこんな酷いことをできるものかと思い天狗に攫われたと言うようになったそうです。

先生も少しそういう考えだったこともあり、それから『怪異に出会いたい』と思うようになったそうです。

怪異から能力をもらうようになった深町くんと自分の傷が人間の仕業か怪異の仕業かを知りたい高槻先生。

お互いに根っこがピュアでありながらどことなく人間不信なところが引き合っているのではないでしょうか。

また、そう言う体験を共有できる人がいれば深町くんは深町くんらしい人生を送れるのではないかと私は考えます。


8話は深町くんの能力を得た、青提灯の盆踊りに迫ります!

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